岩手

大船渡山林火災、激甚災害指定を決定　「復興、政府一丸となり支援」

　政府は25日、岩手県大船渡市で起きた大規模な山林火災を激甚災害に指定すると閣議決定した。林芳正官房長官が記者会見で明らかにした。指定により、災害復旧への国庫補助がかさ上げされる。　林氏は会見で、激甚災害指定により「豊かな森林を取り戻すため、焼けてしまった樹木の伐採・搬出、跡地での植林・育林まで息の

10年物の地元産　柔らか食感に　「あわびステーキ」で再起　大船渡火災・自宅全焼　83歳社長の挑戦　／岩手

　岩手県大船渡市の大規模山林火災では、地元の水産業も大きな被害を受けた。水産加工会社「野村海産」の野村誠一社長（83）は三陸町綾里の自宅が全焼。避難所と工場を行き来しながら、売り出したばかりだった天然エゾアワビを使った新商品「あわびステーキ」で再起を期す。　野村海産は2009年に創業し、高級食材の干

列島・北から南から（東北）　黒い笹かま

　宮城県の名物・笹かまぼこを製造販売する鐘崎（仙台市）が、イカスミで着色した黒い笹かまぼこを発売した＝写真、同社提供。日本航空との共同開発で、5枚入り1500円。　食品ロス削減を目指し、県産の低利用魚「カナガシラ」や、色落ちなど規格外の石巻市産ワカメを使用。鐘崎の一部店舗や仙台空港内の売店で購入でき

全国学生競書展　藤原さん特別賞　／岩手

　太宰府天満宮奉納「第69回毎日全国学生競書展」に全国から1万1260点の応募があり、特別賞と金・銀・銅の各賞が決まった。特別賞受賞者は次の通り。（敬称略）　◇規定の部・毛筆◇　＜文部科学大臣賞＞藤原穂乃美（二戸市・石切所小5）

大船渡火災　2カ所で残り火と煙　消防が現地調査　／岩手

　岩手県大船渡市で起きた大規模山林火災で、大船渡地区消防組合消防本部は23日、地元消防団や県内の消防署の応援部隊など400人態勢で現地調査を実施した。同本部によると、三陸町綾里の2カ所で残り火と煙を確認し、放水などを実施した。24日以降も警戒を継続する方針で、鎮火のめどは立っていないという。　この日

列島・北から南から（東北）　日本酒とつまみ紹介

　山形県は県南部、置賜地域の日本酒と、それに合うつまみをまとめたリーフレット「おきたま日本酒と日本酒のおとも」を作成した＝写真。14の蔵元が薦める酒28銘柄と、特産の米沢牛を使ったチョリソーなど計20種類のつまみを紹介する。　蔵元の所在地と、見学や試飲の可否も載せた。県内の道の駅などで無料配布してい

センバツ高校野球　花巻東、7年ぶり8強　しぶとい打撃で得点重ね　／岩手

　第97回選抜高校野球大会（毎日新聞社、日本高野連主催）に3年ぶり5回目出場の花巻東（岩手）は大会第6日の23日、第2試合（2回戦）で二松学舎大付（東京）を6―3で破って7年ぶりに8強に進出した。準々決勝は第9日の第1試合（26日午前8時半開始予定）で、初出場で準優勝した2009年以来16年ぶりとな

けが明けの4番で仕事　巨人コーチが父の花巻東・古城　センバツ

　◇選抜高校野球2回戦（23日、甲子園）　◇○花巻東（岩手）6―3二松学舎大付（東京）●　けがから復帰後にいきなり「4番」を託されるのは、期待の表れだろう。花巻東の古城大翔（だいと）が二回の今大会初打席で安打を放つと、三回に回ってきた第2打席の好機では先制点となる打点をマーク。見事に仕事を果たした。

大船渡の山林火災　2カ所で残り火や煙を確認　鎮火のめど立たず

　岩手県大船渡市で起きた大規模山林火災で、大船渡地区消防組合消防本部は23日、地元消防団や県内の消防署の応援部隊など400人態勢で現地調査を実施した。同本部によると、三陸町綾里の2カ所で残り火と煙を確認し、放水などを実施した。24日以降も警戒を継続する方針で、鎮火のめどは立っていないという。　この日

花巻東・佐々木監督「変わらないといけないのは監督」　センバツ

　選抜高校野球大会は第6日の23日、阪神甲子園球場（兵庫県西宮市）で2回戦があり、花巻東（岩手）が二松学舎大付（東京）に6―3で勝利し、2018年大会以来、7年ぶりに8強入りを果たした。花巻東・佐々木洋監督の試合後の主な談話は次の通り。　◇花巻東・佐々木洋監督　（相手の先発投手は）もう少し直球が多い

花巻東の古城、赤間、高橋が木製バットで3打点　センバツ

　木製バットの快音が響いた。選抜高校野球大会は23日、花巻東（岩手）が二松学舎大付（東京）との2回戦で、木製バットで3点をたたき出した。　まずは0―0の三回、1死二、三塁から4番・古城大翔（だいと）の犠飛で1点を先取。続く5番・赤間史弥も左前への適時打で追加点を奪った。　五回には2死一、二塁から高橋

花巻東がセンバツ8強一番乗り　7年ぶり　二松学舎大付を破る

　選抜高校野球大会は第6日の23日、阪神甲子園球場（兵庫県西宮市）で2回戦があり、花巻東（岩手）が二松学舎大付（東京）に6―3で勝利し、2018年大会以来、7年ぶりに8強入りを果たした。　二松学舎大付は準優勝した1982年大会以来、43年ぶりの準々決勝進出はならなかった。　花巻東は第9日（26日）第

巨人・古城コーチの息子が花巻東で先発出場　打席で活躍　センバツ

　選抜高校野球大会は第6日の23日、阪神甲子園球場（兵庫県西宮市）で2回戦があり、花巻東（岩手）は二松学舎大付（東京）との試合で、プロ野球・巨人の古城茂幸コーチを父に持つ大翔（だいと）選手（2年）が「4番・一塁」で先発出場した。　180センチ、94キロの大翔選手は、長打力が持ち味の右のスラッガーだ。

東日本大震災１４年

イカ漁の縁　復興の灯に　片道860キロ　支え合う大槌と能登の集落　被災と人口減　共通の悩み議論　／岩手

　2011年の東日本大震災で1200人超が犠牲になった岩手県大槌町と、24年の能登半島地震で被災した石川県能登町で集落間の交流が芽生えている。遠く離れているが、災害と人口減という共通の悩みを抱えた三つの漁村。長く地域を支えてきたなりわいが縁結びのきっかけになった。【奥田伸一】　1月下旬、大槌町安渡（

被災の子の支援　石川で課題共有　岩手出身21歳も参加　／岩手

　昨年元日の能登半島地震で被災した子どもの支援について話し合う集会が石川県輪島市で開かれた。被災地で活動する認定NPO法人カタリバ（東京）が主催し、約20団体が参加。地震後の環境変化に対する子どものストレス緩和や、居場所づくりといった課題を共有した。　東日本大震災の被災者を交えた討論も実施。小学2年

山林火災で自宅焼失、「あわびステーキ」で再起誓う　大船渡

　岩手県大船渡市の大規模山林火災では、地元の水産業も大きな被害を受けた。水産加工会社「野村海産」の野村誠一社長（83）は三陸町綾里の自宅が全焼。被災から3週間がたった今、避難所と工場を行き来しながら、売り出したばかりだった天然エゾアワビを使った新商品「あわびステーキ」で再起を期す。　野村海産は200

憂楽帳

がんばっぺ大船渡　／岩手

　岩手県大船渡市で2月下旬に発生した大規模な山林火災。私も110キロ以上離れた内陸の盛岡支局から現場に入り取材した。父は大船渡と同じ、気仙地方の住田町出身だ。取材中、気仙の人たちの気質を感じさせる場面に出合った。　火災発生後、市内の赤土倉漁港に大船渡湾を隔てて対岸の地区の住民が集まっていた。火災の様

大船渡山林火災　鎮火宣言、月末以降に　上空から偵察後　／岩手

　岩手県大船渡市で起きた大規模山林火災で、大船渡地区消防組合消防本部は21日、再び燃焼する危険性がないと判断する「鎮火宣言」は月末以降になるとの見通しを明らかにした。上空からのヘリによる偵察が29日までに計3回予定されており、その結果を踏まえるという。　市や消防本部によると、県外からの援助隊の派遣は

列島・北から南から（東北）　リンゴかす化粧水

　青森産りんごジュースの加工工程で廃棄される搾りかすで作った化粧水「アッパテドラ」＝写真、日本ハルマ提供＝が人気だ。商品名は津軽弁で「奥さまお手をどうぞ」の意味。さわやかな香りで、敏感肌に使用でき空間ミストとしても使える。　弘前市の日本ハルマが開発、製造した。120ミリリットル1本3300円で、県内

米大リーグ　ドジャース・佐々木投手「デビュー」　故郷もエール　陸前高田でPV　／岩手

　ドジャースの佐々木朗希投手（23）がメジャーデビューを果たした19日、出身地の岩手県陸前高田市にある商業施設で地元後援会主催のパブリックビューイング（PV）が開かれた。集まった市民ら80人が「我が町のヒーロー」に大きな声援を送った。　会場には、ドジャースのチームカラーの青地に「令和の怪物　佐々木朗