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KーPOPは世界を変える 韓国・戒厳令抗議で「少女時代」のワケ
2024/12/30 17:00 3665文字近年のNHK紅白歌合戦は、TWICEなど続々出場するK-POP歌手たちから目が離せない。K-POP歌手の紅白出場は、実は世界の音楽シーンと連動している。 紅白の「真実」を識者3人が語るシリーズの最終回は、日韓のポピュラー音楽史に詳しい金成玟(キム・ソンミン)北海道大教授に取材しました。【聞き手・鈴
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夏川りみの東京と台湾 八重山の歌が沖縄を日本の「ふるさと」に
2024/12/29 17:00 2957文字帰省しない人にとっても、どこか懐かしく温かい「紅白歌合戦」。出場歌手の歌にも、しばしば「ふるさと」感が。では、戦後長く本土と違う歴史を歩んだ沖縄は、どんなふるさととして扱われてきたか。紅白の「真実」を識者3人が語るシリーズの2回目は、沖縄と本土の文化関係史などに詳しい文筆家、菊地史彦さんにインタビ
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谷口真由美と雨宮処凛の「ロスジェネ」往復書簡。
年の瀬に思う 「この国のリーダーにビジョンはある?」
2024/12/29 12:00 3475文字法学者の谷口真由美さんと作家で反貧困活動家の雨宮処凛さん。ともに1975年生まれの二人が自らの世代などをテーマにした往復書簡は、今月は谷口さんのお手紙です。先日、イギリスであまりの物価の高さに驚き、最低賃金の高さにも驚いた谷口さん。翻って日本は……。何かと物入りな年の瀬に、思わずため息が出るお話と
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演歌誕生の陰に左翼あり 「北へ帰る人の群れ」はなぜ歌われたのか
2024/12/28 17:00 2664文字NHK紅白歌合戦といえば演歌。今年も紅白には演歌歌手が何人も出場する。 「日本の心・伝統」を感じさせる演歌の本当の姿とは。演歌史に詳しい音楽研究者、輪島裕介・大阪大教授が論じます。紅白の「真実」を識者3人が語るシリーズ1回目。【聞き手・鈴木英生】 紅白歌合戦の「真実」に迫ります(全3回) 夏川りみ
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24色のペン
ペットロス 骨つぼと東京を歩いた手記=鈴木英生
2024/12/11 06:00 2818文字◇ぽっさんが、死んだ 先日、骨つぼを取材先に持参した。中に火葬済みの「ぽっさん」がいた。ぽっさんはうさぎだ。本名は「ぽぽ」。約7年5カ月飼った。11月24日朝、私が起きると動かなくなっていた。前夜は元気だったのに。49歳で初めて「ペットの死」に直面し、壊れた。 ことあるごとに泣き叫び、「ぽっさん、
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戦後80年「戦争をしない」を続けるために
「メディア議員」が導いた先の大戦 第1回「メディアと政治」座談会
2024/12/10 07:00 2172文字来年は「戦後80年」。一度は経済大国となった戦後日本ですが、1990年代以降は混迷が続いてきました。中国の台頭などで周辺情勢も激変しています。日本と周辺地域がこのまま平和を維持し「戦後100年」を迎えるために、何をなすべきか。来夏まで断続的に行う委員会(座長=井上寿一・学習院大教授)形式の座談会で
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戦後80年「戦争をしない」を続けるために
インテリ層は苦手? 曖昧な情報に耐える「ネガティブリテラシー」
2024/12/10 07:00 2918文字来年は「戦後80年」になります。日本を取り巻く地政学的な環境が激変する中、平和とは、民主主義とは、を改めて見つめなおす機会でもあります。来夏まで断続的に行う委員会(座長=井上寿一・学習院大教授)形式の座談会は、佐藤卓己・上智大教授の基調報告を元に、戦前・戦中、そして今にいたる「メディアと政治」の議
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戦後80年「戦争をしない」を続けるために
若者の戦死に耐えられない現代日本 少子化の中国、10年後の姿
2024/12/10 07:00 2548文字政治とメディアの適切な距離とは。戦前、戦中の歴史的経緯を踏まえたうえで、現代の政治状況に照らし合わせると。戦後80年座談会の最終話です。【司会・前田浩智主筆、構成・鈴木英生】 <関連記事> 「メディア議員」が導いた先の大戦 第1回「メディアと政治」座談会 インテリ層は苦手? 曖昧な情報に耐える「ネ
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戦後80年「戦争をしない」を続けるために
日米開戦たたえた議員に「よくぞ言ってくれた」 SNS時代なら
2024/12/10 07:00 2540文字「戦争をしない」を続けるために何ができるのか。戦後80年、そしてその先を見据えた座談会の2回目。【司会は前田浩智主筆、構成・鈴木英生】 <関連記事> 「メディア議員」が導いた先の大戦 第1回「メディアと政治」座談会 インテリ層は苦手? 曖昧な情報に耐える「ネガティブリテラシー」 若者の戦死に耐えら
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谷口真由美と雨宮処凛の「ロスジェネ」往復書簡。
「闇バイト強盗」の背景は、行き過ぎた自己責任論?
2024/12/1 12:00 3773文字作家で反貧困活動家の雨宮処凛さんと法学者の谷口真由美さん。ともに1975年生まれの二人が自らの世代などをテーマにした往復書簡は、今月、雨宮さんの今年最後のお手紙です。能登半島地震で幕を開けた2024年。秋以降に多発した「闇バイト強盗」は、自助や自己責任が強調され続けた結果? そして、先日の兵庫県知
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24色のペン
「Dr.コトー」の与那国島から台湾へ?=鈴木英生
2024/11/12 06:00 3515文字◇台湾の離島になりたい島 「台湾の離島のようになれないかと……」。糸数(いとかず)健一・沖縄県与那国町長(71)の言葉が耳から離れない。先月、国内の「国境」地域自治体の関係者や研究者で作る「境界地域研究ネットワークJAPAN」のセミナーなどで、日本最西端の与那国島に4日間滞在した。そのセミナーで聞
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被爆者はなぜガザの子どもに涙した 被団協、ノーベル平和賞の本質
2024/10/31 05:45 3162文字日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞受賞。今、パレスチナ自治区ガザ地区などで苦しむ人々にとって、どんな希望なのでしょうか。被爆者に寄り添いつつ、国際社会での日本の国益も論じる篠田英朗・東京外国語大教授に聞きました。篠田さんは広島平和構築人材育成センター代表も務めています。【聞き
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谷口真由美と雨宮処凛の「ロスジェネ」往復書簡。
「選挙のたびに思う」 国会議員の通知表作成を
2024/10/27 12:00 5106文字法学者の谷口真由美さんと、作家で反貧困活動家の雨宮処凛さんは、ともに1975年生まれ。自らの世代をテーマにした往復書簡は、今回、谷口さんのお手紙です。話題は衆院選に絡んで思う議員の憲法理解度から高学歴ワーキングプア問題、そして以前、イラクのクルド人自治区を訪れた思い出と盛りだくさんです。【鈴木英生
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不思議と「熱い」選挙に見えるのは 中道層がこの2人に安心感?
2024/10/26 06:00 1637文字衆院選(27日投開票)は、最終盤を迎え、各地で候補者による舌戦が続く。政治思想を研究する鈴木謙介・関西学院大教授に注目点を尋ねると…。【聞き手・鈴木英生】 ◇追い風は吹いていないのに 石破茂首相も立憲民主党の野田佳彦代表も、「中道寄り」の政治家とされがちだ。今回の衆院選が、特定の政党への「追い風」
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「エモい記事」論争はタブーか 対談「西田亮介」×「山本章子」
2024/10/18 12:00 4070文字インターネットなどに押されて、近年、紙の新聞は部数が減り続けています。そんな時代に、新聞の役割は? 毎日新聞の「開かれた新聞委員会」委員を務める社会学者、西田亮介・日本大教授と、沖縄で米軍基地問題などについて発言する国際政治学者、山本章子・琉球大准教授が上下で語り合います。「上」は、西田さんが注目
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新聞は自らの基盤を見失っていないか 「エモい記事」論争の本質
2024/10/18 12:00 4054文字「特定の個人などに焦点を当てた感動話で、取り上げた理由や社会的な意義がわかりにくい『エモい記事』が増えすぎていないか」。社会学者の西田亮介・日本大教授による、新聞記事についての問題提起が波紋を広げています。西田さんと沖縄の米軍基地問題などで発言する国際政治学者、山本章子・琉球大准教授との対談の「下
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24色のペン
高市早苗氏らが「代表」するもの=鈴木英生
2024/10/14 06:00 2373文字「自らの属性を代表しない候補が多い」。先日の自民党総裁選の関連取材で、政治のジェンダー平等を推進する団体「FIFTYS PROJECT」代表理事などを務める能條桃子さん(26)の言葉が耳に残った。今回は、このひと言を糸口に「自民党の女性議員になぜ、いわゆる『右派』が多いのか?」を考えてみる。 能條
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谷口真由美と雨宮処凛の「ロスジェネ」往復書簡。
外国人にとって「安い」けど「冷たい」日本って
2024/9/29 13:00 3502文字作家で反貧困活動家の雨宮処凛さんと法学者の谷口真由美さんは、ともに1975年生まれのいわゆる「ロスジェネ」。自らの世代などをテーマにした往復書簡は、今回、雨宮さんのお手紙です。難民・移民の本を書いたばかりの雨宮さんが、外国人ヘイトの現状などをつづります。【鈴木英生】 ◇同世代が「卒母(そつはは)」
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能條桃子さん「若年政治家の誕生に協力を」 自民党新総裁に石破氏
2024/9/27 18:25 1469文字自民党は新たな総裁に石破茂氏(67)を選出した。総裁選は、派閥の力が発揮される権力闘争の場面の一つだった。しかし、裏金事件で5派閥が解散を表明して初の総裁選は締め付けが弱まり、過去最多の9人が競った。「政治とカネ」の問題で揺れる自民党は生まれ変わり、信頼回復に向けた一歩を踏み出せるのだろうか。 ◇
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自由、人権とのバランスを 戦争研究家のリベラルな危機管理
2024/9/16 07:00 3679文字ウクライナやガザで続く戦火に世界中のテロ事件……。最近は、メディアで軍事や安全保障の専門家の発言を見ない日はありません。彼らはどんな人生や思想的変遷を経て、専門家になったのか? そのひとり、日本大危機管理学部の福田充学部長が「リベラル」を自任する背景は。【聞き手・鈴木英生】 ◇虐げられた人、弱い人
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