2025.01/22 [Wed]
チアキ先生の講座に着た着物。トリさん訪問着。
ごきげんよう。
日曜日に佐藤チアキ先生の講座に行くときに着た着物です。
今月は、紬の訪問着に袖を通すキャンペーン中(笑)なので初詣も紬の訪問着にしました。手持ちの紬の訪問着の数は少ないけれど、意識して着ないとつい着そびれてしまうのがもったいないので、せめてお正月くらいは頑張りたい。
わたくしは紬の訪問着を「ちょっといいお出掛け着」のジャンルに置いています。
くすんだ水色の紬地に絞りで鶴を表現した訪問着。
「トリさん訪問着」と呼んでいます。
藤井絞りさん。
鶴の首のところ、細長い絞り(藤井絞りの社長さんに名称を聞いたけど忘れた^^;)を絞れる職人さんがこの着物の仕事を最後に引退なさったそうです。こうして失くなっていく技術がどれだけあることか。悲しいですねーー。
わたくしにとってのちょーおとっとき着物です(笑)
手仕事が大好きな佐藤チアキ先生に是非見て欲しくて(笑)選びました。
とても喜んでもらえたので、お見せできて良かったです。
ウズベキスタンの古布の名古屋帯。
10年以上まえ、あすか師匠のお知り合いの染色作家さんの個展に行ったったとき、展示されていたこれにロックオンしてしまいました。作家さんが、ウズベキスタンがまだソ連だった時代に旅行して、色々と買い溜めた古布を帯に仕立てたものだそうでした。わたくしでも買える(即決できる)お値段でびっくりしたっけな。きっとソ連だったから、ですよね。今なら民族主義的な風潮もあるし、この手のものはそうそうお安くは市場に出ないと思われ。
ウチの愛機ステルスタンタン(敬称略)はこの帯を買うとき一緒にいたのですが、その日のお出掛けはお互いにとっても思い出深いです。たまにこの帯を締めるようにリクエストしてくれます。
着物がユルい具象柄なので、帯は幾何学柄を合わせました。トリさん訪問着に合わせる帯はたいてい柄ぎっしりの幾何学系の帯になります。
からし色濃淡に紫色飛び絞りの帯揚げ。
友人★が自身の成人式とき、親が用意してくれた振袖のセット(加賀友禅。きものの丸昌で購入した)がイマイチ気に入らなくて、せめて小物だけは自分で選びたいと用意したったブツです。当時の友人★にとってはかなり高額だったでしょう。でも結局は、着付けのとき着付師さんに、セットになっている帯揚げ帯締めの方が相応しくて似合うからと、そちらを使われたので、せっかく買ったこちらの帯揚げは使われることはなかった。友人★はその後、もうまったく使う気持ちがなくなって、我が家にやって来た次第です(笑)
友人★はわたくしより4・5歳年下なのですが、あのころは大正ロマンが流行ってたんですよね。わたくしも夢工房で夏の紗着物をセット買いしたり撫松庵でこってり刺繍の半襟を買ったりしていたので、友人★の気持ちもわかりますわ。ただ帯揚げだけ好みのものを買っても古典柄の振袖の持つ全体像には合わなかっただろうと思います。着付師さんは親切で言ってくれたよね。
と、まあ、成人式の振袖には色々と思うことがあるのだなあ。後に引きずるようなこともありそうですね。自分に子どもができたらリベンジするんだろうか(笑)わたくしには無縁だった感情です(笑)
ああそういえば今年から成人式ではなく「20歳を祝う会」とかの名称になったんですね。行政的にいつまで続くのかわかりませんが(成人という大義名分がなくなってしまったので、先行き不透明な気がする)できるだけ長く続いて欲しいと願っております。せっかくの美しい民族衣装、若い未婚女性の第一級礼装を着る機会が、今後も残りますように。。。ってかそもそも自分は着なかったくせにそれ言う?(爆)っつーかだからこそ、ですわ。着物の歴史を眺める視点になっているのです(笑)
からし色高麗組の帯締め。
着物の下のしつらえは、木綿さらし&身頃が木綿の二部式襦袢&うにくろの木綿すててこ。
裏ネルの白足袋。
ローズピンク地の付け下げ小紋柄の絵羽の羽織。
おーく損でどなたとも競らず落札したった長着を洗い張りして、初天神さんの翌日に、初めて京都の文字商店さんに伺って、こちらの仕立てをお願いしました。ばっちり細かいとこまで柄を合わせてるのすごい。あれからもう1年が経つのですねーーー。
お仕立て上がったのが昨年の3月で、今回が初おろしになります。
チアキ先生の「絵羽の羽織もの講座」を受講しなければ、こういう柄付けの羽織を仕立てるなど思いもしなかったです。ご縁に感謝ですわ。もし次に羽織ものをお仕立てするなら、裾模様が絵羽になったものにしたいですね。
からし色×白レースの半襟。
いちりんさん。
タンタンさんからのいただきもの。
ターコイズビーズの羽織紐。
- at 12:10
- [着物着ました2025]
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チアキ先生の講座はたまさんにぴったりと思ってて、なるべく参加されて欲しい(勝手に・笑)のですわ。柄on柄、柄+柄、言い方色々あるけど、これってお着物じゃないとワタクシは無理でして、お着物ならではの楽しみになっております。柄+柄+さらに柄なんてざらで、お着物だと出来ちゃう不思議。そんな講座があったなんてとってもいいと思う次第ですわ(*^▽^*)