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【正門良規】次を予想しながら動いていたジュニア時代の自分と重なる部分も

監督が大きさにこだわったという「爆発ヘア」も印象的。キャラクターの個性が出ていてよかったと演じた本人もお気に入り

2019年にTBS日曜劇場で放送され、多くのファンを生み出した木村拓哉主演のドラマ「グランメゾン東京」がこの冬、待望の映画化。『グランメゾン・パリ』と題して、ついに12月30日に公開される。ドラマに続き、映画でもホール責任者 京野陸太郎役の沢村一樹、シェフ 相沢瓶人役の及川光博、フードインフルエンサー リンダ・真知子・リシャール役の冨永愛といったキャストが再集結するほか、新キャストとしてパティシエ リック・ユアン役のオク・テギョン、コミ(見習い) 小暮佑役の正門良規(Aぇ! group)も出演。パワーアップしたメンバーにインタビュー!

映画『グランメゾン・パリ』でムードメーカー的な存在としてフレッシュな風を届けているのは、「コミ」と呼ばれる見習い料理人の小暮佑。人気急上昇中のアイドルグループ「Aぇ! group」のメンバーである正門良規がこの新キャストに抜擢された。

「大先輩の木村拓哉さんとこの作品でご一緒できるなんて思ってもいなかったので、最初は信じられなかったです。と同時に、メンバーの末澤誠也が木村さんのことを大好きすぎるのでどう伝えようか悩みました。でも、すごく喜んでくれてうれしかったです。一番はいいお芝居をすることでしたが、末澤から『木村さんの連絡先を聞く』という使命も託されたので、僕は2つの目標を持って挑みました(笑)」

それぞれの使命を無事に果たしたこともあり、本作終了後にはあるご褒美をリクエストしたのだとか。

「僕のモチベーションはご飯なので、『今日は一人焼肉に行くぞ』みたいに何を食べるかをいつも考えています。『グランメゾン・パリ』の撮影が終わったあと、楽しみにしていたのは実家のカレー。味だけで言ったらおいしいカレーはいっぱいありますが、お母さんが作るカレーって何か特別なんですよね(笑)」

今回は塚原あゆ子監督がこだわったというヘアスタイルも特徴的だが、さまざまな角度から役作りに取り組んだ。

「コミはシェフの動きを見ながら先読みし、求められているものをつねに考えるポジション。その様子が、目まぐるしく進んでいく現場で次を予想しながら動いていたジュニア時代の自分と重なりました。あとは、ベテランの素晴らしいみなさんのなかに僕が入るのと、キッチンに見習いとして入る構図が近かったので、そういう環境によってもキャラクターを作っていただいたと感じています」

2024年は念願のCDデビューに加えて話題作への出演が続いたため、正門にとっては実りのある一年となった。

「初めて行く現場が徐々に怖くなくなってきたので、度胸がついてきたかもしれないですね。その正体が自信なのかはまだわかりませんが、いまは『何でも挑戦したい!』というハングリーな気持ち。本作をきっかけに海外にも興味を持つようになったので、前向きないい変化だと思っています」


正門良規Yoshinori Masakado
2019年、関西ジュニア内ユニット「Aぇ! group」のメンバーに選出。21年、舞台「染、色」で単独初主演を務める。22年、大阪松竹座でソロコンサートを開催。ジュニアが個人名義でソロライブを開催し、松竹座において全43公演の最多公演記録という偉業を成し遂げた。また、ドラマでは「東京ドラマアウォード2024」ローカル・ドラマ賞を受賞した「京都のお引越し」(23年)、映画では『グランメゾン・パリ』(24年)など多数の作品に出演。グループ活動では24年、念願のCDデビューを果たす。


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