あけまして おめでとう ございます。
皆さまにとっていい1年でありますように
今年もよろしくお願いいたします。m(__)m 2025.元旦
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ところで・・・昨年11月、詩人の谷川俊太郎さんが亡くなった。93歳だった。
mewはこどもの頃からスヌーピーが大好きだったこともあって、mewにとって、谷川さんは詩人である前に、スヌーピーの翻訳者として馴染みがある人だった。
スヌーピーに出て来るセリフの中には、単なる翻訳ではなく、ちょっとポエティックなッ分があるのは、谷川さんが書いていたからなんだな~とあとにして思った。
谷川さんは、1931年に東京都の杉並区(現在)で生まれた。小中学時代は、まさに戦中で、中学の時には空襲も体験。一時、京都に疎開していたという。
それもあってか、谷川さんは、戦争に反対する気持ちが強かった。(・・)
1965年4月に、「死んだ男の残したものは」という曲が発表されたのだが。これは「ベトナム平和を願う市民の会」のために谷川さんが詞を書き、武満徹氏が作曲した反戦歌である。集会で歌ったのは、オペラ歌手の友竹正則氏だった。
その後、様々な歌手によって歌われたのだが。68年にはフォークシンガーの高石ともやさんがさんがレコード(シングル)を出した。
<歌詞は*1に。曲はhttps://youtube/7xh8vkk4iBY>
「へいわとせんそう」というタイトルの絵本も書いている。
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このブログでは、毎年、元旦には心に残った詩を載せているのだが・・・。
今年は谷川俊太郎さんの「平和」という詩を載せたい。
きれいごとではない、ナマの「平和」の姿、私たちがなすべきことを伝えようとしているように思う。
「平和」 谷川 俊太郎
平和
それは空気のように
あたりまえなものだ
それを願う必要はない
ただそれを呼吸していればいい
平和
それは今日のように
退屈なものだ
それを歌う必要はない
ただそれに耐えればいい
平和
それは散文のように
素っ気ないものだ
それを祈ることはできない
祈るべき神がいないから
平和
それは花ではなく
花を育てる土
平和
それは歌ではなく
生きた唇
平和
それは旗ではなく
汚れた下着
平和
それは絵ではなく
古い額縁
平和を踏んずけ
平和を使いこなし
手に入れねばならない希望がある
平和と戦い
平和にうち勝って
手に入れねばならなぬ喜びがある
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平和は、ただじっとしているだけでは守れない。自ら戦って手にしなければならない、守らなければならないものなのだ。(・・)
日本が、国民の力で平和を守ることができますように。
そして世界の戦乱が早く静まり、平和な日々が訪れますように・・・と心から祈っているmewなのである。(@_@。
THANKS