赤江珠緒『海に眠るダイヤモンド』を語る

（博多大吉）あれでしょう？　『海に眠るダイヤモンド』。

（赤江珠緒）そう。『光る君へ』もすごい良くて。もちろんそれも良かったんですけど。『海に眠るダイヤモンド』、華丸さん、ご覧になってましたでしょうか？

（博多大吉）めちゃくちゃ見てました。

（赤江珠緒）ですよね！

（博多大吉）去年、2024年の最高傑作じゃないかって。

（赤江珠緒）いや、そうなんですよ！

（博多大吉）はい。評価されてます。ただ、最終回がそれこそM-1と被ったから。だから翌日の話題が全部M-1で……M-1の方がネットニュースとか、多かったのよ。

（赤江珠緒）あれ、軍艦島のお話じゃないですか。それで1話目が現代と過去の話が両方、交互に出てきたりして。で、なんかホストクラブの玲央が……みたいな。それが神木隆之介くんの役で。ちょっと行ったり来たりもあるし、なんか小難しいな、みたいなのでドラマ好きの私も「うーん？」って。最初は正直、ちょっと離脱しそうになったんですけど。2話、3話と見続けていくと「なんじゃ、こりゃ！」っていう。めちゃくちゃよくできてましたよ。そしてこれでもかという名優が投入されていて。皆さん、素晴らしかった。

（博多大吉）役者さんがね。役者さんも素晴らしい。そして脚本も素晴らしい。演出も素晴らしい。

（赤江珠緒）だって國村隼さん、中嶋朋子さん……斎藤工さん、めっちゃかっこよかったし。その主役級の杉咲花さん、神木隆之介くん、土屋太鳳ちゃん。みんな朝ドラの主役をやった人たちですよ？　めっちゃくちゃ良かった！

（博多大吉）オールスター。

（赤江珠緒）オールスター。

（博多大吉）だからあべこちゃんがね、さっき「私、1話で脱落したんですよ」とか言っていたけども……。

（赤江珠緒）もったいない！　これ、乗り越えていって見てほしい。

（博多大吉）今すぐ見てほしい。

（赤江珠緒）で、軍艦島って今も残ってますけど、廃墟になっちゃってるじゃないですか。それを今の技術のCGで実際にリアルに「こんな風に住んでいた」みたいな。で、そこに演技が入って。俳優さんたちが演技してくれるので、当時の生活感がめちゃくちゃ伝わってきて。「ああ、この狭いところに5000人、住んでいたらそうなるよね」みたいなのがすごくよくわかるんですよ。めっちゃいいんですよ、先生！

（博多大吉）それはもう本当、華丸から伺っております。「なんで見てないの？」という感じでした。華丸も、マネージャーも。

（赤江珠緒）いや、先生。あれは見た方がいいって！