R-指定 フリースタイルダンジョン収録後の打ち上げを語る

R-指定 フリースタイルダンジョン収録後の打ち上げを語る Creepy Nutsのオールナイトニッポン0

R-指定さんが2020年1月21日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』の中で新年一発目のフリースタイルダンジョン収録後、ZEEBRAさんやモンスターたちと行った打ち上げの模様を話していました。

(R-指定)でもそんなレジェンド……dj hondaさんの話じゃないけども。

(DJ松永)(いい発音で)「DJハンダ」な。

(R-指定)いや、ホンダさんな。まあレジェンドの話をされたから。俺も昨日レジェンド祭で……。

(DJ松永)えっ、昨日、なんだったの?

(R-指定)レジェンド祭っていうか、普通に昨日、ダンジョンの収録で。それが終わってから毎回、あのダンジョンの収録が終わったら、みんなでメシでも食いながら反省会というか。そういうのをしましょうっていう風にジブさんが言ってくれていたんですけども。なかなかできてなくて。俺、この間に話した1回行ったきり、用事があって行けてなかったんですよ。

(DJ松永)うんうん。

(R-指定)それで年明け一発目の収録やったから、まあみんなでちょっと行きましょかってことになって。で、全員で収録が終わった後に行こうと思ってたんですけど、先にフォークさんが帰っちゃって。でも残りのモンスターのメンバーと、それでジブさんも先に移動してるっていうことで。で、残りのモンスターのメンバー……ID、呂布カルマさん、ERONEさん、JUMBO MAATCHさん、Tkda黒ぶちさん。全員が集まって、全員でタクシーに分けて乗って西麻布に行ったんですよ。もうジブさんが西麻布で待っているということで。

ZEEBRAさんの庭・西麻布で打ち上げ

(DJ松永)なるほどね。さすがジブさん。庭でしょう?

(R-指定)庭。あの人、地元やからね! わけわからん!

(DJ松永)ヤバいよね!

(R-指定)西麻布とか六本木が地元って……そんな人、おんの?

(DJ松永)だって俺で言うところの長岡でしょう?

(R-指定)俺の言うところの堺よ。ありえへん。でもジブさんからしたら「地元で待っているから」っていう。それでまあ、みんなで西麻布にタクシーに乗って行くわけですよ。行って、それでジブさんのグランドマスターの事務所のすぐ近くにあるお寿司屋さんに行って。そこは前も打ち上げしたところなんですけど。そこに行ったら、もう貸切状態。ジブさんが一番角の奥の方の席に1人で待ってて。

(DJ松永)おお、ボス。

(R-指定)ホンマのボスやな。あれね。それで全員で集まって、飲み始めたんですよ。そんなら、なんか結構IDがね……フリースタイルダンジョン三代目モンスターのメンバーで言うと一番最年少のID。唯一、俺より年下なのよ。唯一、俺より年下なんやけど身長が190ぐらいあるから、俺の間隔では「8個上」な。年齢は。

(DJ松永)そうだな。ちょうどぴったり8個上。

(R-指定)190の人間は8個上なのよ。いくら年下でも。

(DJ松永)決まっているから。物理的に話は決まっているから(笑)。

(R-指定)で、その一番最年少のIDが結構悩んでるというか……いろいろとね。「いや、いまのシーンがこうで……」とか「同世代はこういう感じで。俺はもっとこうしていきたいですよ。も俺はこうしたいんですよ……」って言ってるんやけども。全然、そのIDはホンマにいろんなものが見えすぎてて、敏感に感じ取りすぎて。考えすぎみたいな。だからホンマは俺もやっぱり先輩やし。ラスボスやから。「そんな考えんでいいよ」みたいにアドバイスしたいんやけど、なんか俺より先に呂布カルマさんが結構、「いや、他のMCなんかは全部肥やしだと思えばいいんだよ。お前、堂々としてりゃいいよ」とか。なんかすごいIDのために背中を押すような言葉をどんどん言って。

(DJ松永)めっちゃいいアニキじゃん!

めっちゃいいアニキ・呂布カルマ

(R-指定)めっちゃいいアニキなんですよ。で、「ダンジョンの客層も流行り廃りやから俺は不安なんです」みたいなことをIDが言ったら、「流行り廃りでいいんだよ。そんなもん、客の新陳代謝がある方がいいだろう? どんどん若いやつが入ってきて、それをみんな聞いて。それでみんな憧れて入ってきて。それで本当にそこを卒業したやつが音源とか聞くようになっていくんだから、入れ替わりがあるのはいいことなんだぞ」みたいなことを呂布カルマさんが言って。

(DJ松永)超前向きでいいこと言ってくれるじゃん!

(R-指定)それでIDがどんどんと呂布さんに懐くっていう(笑)。

(DJ松永)フハハハハハハハハッ! えっ、ちょっと待って。ラストボスは?

(R-指定)ラストボス、ずっとお寿司食べてる……。

(DJ松永)フハハハハハハハハッ!

(R-指定)「うまいなー。ID、うまいで、このトロ!」って(笑)。ヤバい、ヤバい(笑)。

(DJ松永)フフフ、大丈夫か、お前?

(R-指定)俺もな、ヤバいなって思いながらも……それで呂布さんがやっぱり金言みたいなのを言うからIDがどんどんと「いや、そのメンタリティーなんですよ。俺が欲しいのは」って。それで「俺もラスボスとして行きたいけどな……」って思いつつも、全然ラスボスらしいところ見せられへん。で、IDが「もう1貫、たのんでもいいですかね?」「おう、どんどんたのめ!」とかしか言えないんですよ。俺のお金もでないのに(笑)。

(DJ松永)ジブさんの金なのにな(笑)。

(R-指定)「おう、食え、食え。これ、なんやろう? うまいな!」とかしか言えないの(笑)。「ID、これなんやろうな?」って。アホみたいに(笑)。

(DJ松永)フハハハハハハハハッ! 「これ、なんだと思う? なんのお魚だと思う?」って(笑)。

(R-指定)それでやっぱり散々呂布さんが……やっぱりね、考えに筋が通っていて。呂布さんは自分で考えてあのスタイルになってる人やから。しかも、俺らとかよりも何年もヒップホップやってる人やから。キャリアも長いからね、やっぱり言うことがしっかりしてるんですよ。それでどんどんもうがもうIDが「先輩!」みたいになっていくし。で、そんな呂布さんが映画とか漫画の話になってもすごいセンスのいいことばかり言うから。

(DJ松永)そうか。あの人、そういった知識も、あるもんね。

(R-指定)それで呂布さんがみんなに「『クローズ』で一番好きなキャラは何?」って言っていて。俺はもう「うわっ、ヤバい! センス試されてる!」と思って。ホンマはリンダマンが一番好きやねん。一番強いから(笑)。負けたことないから。

(DJ松永)フハハハハハハハハッ! 負けたことがねえやつが一番かっこいいの?

(R-指定)強いの好きやねん。リンダマンとか花木九里虎とか好きやねん。でも俺、呂布さんの手前カッコつけて「ヒロミ」って言うてもうた(笑)。

(DJ松永)お前……すぐに見え方を気にするな(笑)。お前は見え方を気にする男だな(笑)。

(R-指定)それをやっていて。それでIDの悩みとかを聞いてる間に一番端に座っていたジブさんは他のね、六本木で一緒にジブさんと遊んでたりとかするジブさんのイツメンみたいなDJの人とかも集まってきて。だからもうダンジョンは関係なく、そのジブさんを介したヒップホップ飲み会みたいになって。それこそTY-KOHさんとかも来はって。

(DJ松永)おお、マジで? すげえじゃん。

ZEEBRAさんを介したヒップホップ飲み会に

(R-指定)いろんなDJの人とかが来て。で、俺らがそのIDの話題で盛り上がってる時にジブさんがポッと席を抜けて、そっちのDJの人たちと飲みだして。それで途中で、喫煙所が外やから、お寿司屋さんを出てジブさんがタバコを吸いに行って。それで15分ぐらいずっと帰ってこなくて。それで俺らがご飯を食べながらしゃべってたらガラガラッてジブさんが戻ってきて。そしたらジブさんが『Mr.DYNAMITE』とかそれこそ『真っ昼間』とかのあの昔の、若かった頃のジブさんのしかめっ面あるやん?

(DJ松永)えっ?

(R-指定)あのめっちゃ怖いジブさんの顔。あれで入ってきて。「あれ? 怒ってるのかな? なんやろう……」と思ったら、途中で合流したメンツの1人を肩を組んでバーッと持ってきて。「ちょっとさ、俺マジで、こいつは今とんでもないことをしたから。今から俺は怒ります!」とかってジブさん、言い出して。

(DJ松永)マジで!?

(R-指定)でも顔はめっちゃ怒ってるねんけど、ジブさんはちょっとやっぱりお酒が入ってるから、結構言葉がかわいいの。ずっと。

(DJ松永)えっ、どういうこと?

言葉がかわいいZEEBRAさん

(R-指定)「ちょっとさー、どう思う? こいつ今、酔っ払ってたけど。なんか道端にペットボトルポイ捨てしようとしたんだけど。本当に俺、こいつダメだわー。今からお前、怒る!」とかって(笑)。

(DJ松永)フハハハハハハハハッ! かわいい(笑)。かわいいじゃない!

(R-指定)で、その人も酔っ払っていて。「すいません……ごめんなさい……」とか言ってたけど、「いや、お前マジで座れ。お前さー、ポイ捨てするB-BOYってかっこいいんですかー?」って(笑)。

(DJ松永)ええっ?(笑)。

(R-指定)「B-BOYは街で遊んで街で生きてるんだから、街のゴミを拾うぐらいなんないとダメなの。わかる?」とか。めっちゃいいことを言ってるんだけど、言葉がめっちゃかわいいの(笑)。

(DJ松永)なんか学級委員長みたい(笑)。

(R-指定)そうそう(笑)。それで「本当、お前分かった? 反省しろー!」とかって。ジブさん、なんかそういうところもちゃんと教えて。先生やなって。

(DJ松永)しっかりしてるな。ティーチャーだな。

(R-指定)ヒップホップ的にもB-BOYのティーチャーだな、いいなって思って。それでみんなで飲んで。それで「まあ、そろそろ解散かな」っていうことでお寿司屋さんを出て。外に出て、もう六本木のその店の前。六本木の路上にはもう大量のB-BOYとかラッパーたちが集まっているわけですよ。ダンジョンのモンスターと途中で合流したDJと。それでジブさんが「解散かな」と思っていたら「はい、みなさーん!」とかって。なんか幼稚園の引率の先生みたいに(笑)。「はい、みなさーん! じゃあ最後に向いの交差点を渡ったところのお店に、マジで日本のヒップホップの超先輩がいるから。みんなその人に一言だけあいさつしに行ってもらっていいですか?」って言われて(笑)。

(DJ松永)フハハハハハハハハッ!

(R-指定)それで俺らもそう言われたから「はいっ!」とかって言って。

(DJ松永)「はいっ、行きますっ!」(笑)。

ZEEBRA先生の引率で移動

(R-指定)「はーい、先生! 行きますっ!」って。それでジブラ先生を先頭にみんな、B-BOYたちが……いろんな見た目のB-BOYたちが列をなして横断歩道を渡って。ジブ先に連れて行かれてホンマに交差点の向かいの店に言ったら、さっきまで先生やったジブさんがもうホンマにパッと後輩の顔になって。

(DJ松永)ええっ! 誰だ?

後輩モードのZEEBRAさん

(R-指定)「すいませーん。俺たちの仲間のダンジョンモンスター、連れてきちゃいました」って。「はい、みんな聞いてー。この人、マジでヒップホップの日本のダンス界の超レジェンドだから。タカオくんっていうんだけど、あいさつして!」って。それでみんなあいさつをして。なんか昔、日本のヒップホップっていうかダンスもDJも全部横つなぎというか。一線やったから。ホンマにダンス界のポッピンっていうジャンルのダンスのレジェンドの人やったんだけども。その人がやっているバーで。

(DJ松永)ああ、なるほど。ダンサーか。

(R-指定)だからもうジブさんの超先輩。ジブさんに対して「おう、ヒデ。来たのか!」って言えるっていう。だからジブさんにタメ語でいっている先輩とかを見る機会も少ないやん? でもそこに集まるのはもう六本木とか西麻布、ジブさんの地元のイツメンのジブさんよりも年上の人たち。だからジブさんに「ヒデ!」とかって呼び捨てにしている女の人とかおって。

(DJ松永)ええっ、マジで? 考えられねえな、俺らにしたら。

(R-指定)すごいよ。そこでジブさんが「最後にじゃあ、このお店で1杯だけ飲んでから帰りましょう」っていう。でもやっぱりジブさん界隈の「1杯」って「テキーラの瓶1本を空ける」っていうことらしいのよ。で、それをみんなでブワーッと……。

(DJ松永)フフフ、もう翻訳機が必要なんだよ。会話している時に(笑)。

(R-指定)それで大勢のラッパーたちにもワーッとやって。でもジブさんは奥さんに「外で飲むのは2杯までよ」って言われてるから、ジブさんはそんなに飲んでないんやけど。それでみんなにブワーッと振る舞って。みんなで飲んで。そしたらもうどんどん六本木……もう地面につくようなマフラーをしてるおじさんとか入ってきたりとか。

(DJ松永)中田ヒデ以上のな(笑)。空港の中田ヒデ以上の。

(R-指定)全員がもうジブさんにタメ語やし。すごい……。

(DJ松永)マジで? ヒデ2人分? ヒデ2人分のマフラーだ。

(R-指定)そう。地面にちょうどつくのはヒデ2人分。

(DJ松永)フフフ、いまの10代は知らないだろうな(笑)。

(R-指定)で、そういうおじさんとか入ってきたりして。それで1杯飲んで。「帰りましょうか」ってなって。それでジブさんもあんまり飲んだらアカンって言われているから、みんなに振る舞いはしたけども、そのテキーラの瓶。それは飲み干せなかったけど、それはもう事務所がすぐそこの向いの寿司屋の横やから。そこに持って帰りますっていう意味でテキーラの瓶を持ちながら外に出たんよ。

(DJ松永)うん。

(R-指定)それで全員で記念撮影して。みんなで列をなして歩いていってるんやけど。なんかそこでジブさんもほろ酔いで気持ちよくなってるからさ。さっきの感じ、かわいいしゃべり方といい。なんかたぶん気分が高揚したのかな? ラッパーたちがいっぱいおる中で、ちょっと軽くフリースタイルみたいなのをやりだす空気やな、みたいな。「イエーッ!」とか言っているから、ラップしだすんかな?って思ったら、耳を疑うようなフレーズが……。

(DJ松永)ええっ?

(R-指定)酔っ払っているねんけども、完全にジブさんの声で「テキーラの瓶! みたいな感じで超ビンビン!」ってすごいラインが……(笑)。

(DJ松永)フハハハハハハハハッ!

耳を疑うようなフレーズが聞こえてくる

(R-指定)耳を疑うようなフレーズが聞こえてきて(笑)。それで俺とか後ろを歩いてる後輩たち……俺、呂布さんの顔をパッと見ても、呂布さんも目をパッとそらすし。ERONEさんにも「今の、聞きました?」っていう感じで見てもERONEさんも目をそらすし。みんな「聞かなかったことにしよう……」って(笑)。

(DJ松永)それ、本当にジブさん? 「テキーラの瓶!」って?

(R-指定)「テキーラの瓶! みたいな感じで……」

(R&松永)「超ビンビン!」(笑)。

(R-指定)「あれっ? 酔っ払っていたの?」っていう(笑)。

(DJ松永)えっ、大丈夫?

(R-指定)いや、全然。たぶんもう気持ちよくなって……だから俺もいろいろと考えたのよ。ジブさん、めちゃくちゃ高度なライムができる人が酔っ払っているのと、たぶんその地元の先輩たちに会ったから。その初心に戻ったというか……。

(DJ松永)初心すぎるけどね!(笑)。

(R-指定)フフフ、でもその耳を疑うようなフレーズが飛び込んできて。その交差点をバッと渡ってジブさんもいい感じに酔っぱらった状態で。「はい、じゃ皆さん、今年もフリースタイルダンジョン、よろしくお願いします! バイバーイ!」っつって(笑)。

(DJ松永)フハハハハハハハハッ! めちゃくちゃかわいい(笑)。いい先生(笑)。

(R-指定)ジブ先、めっちゃいいですよ。

(DJ松永)いいですね。そこでなんか……かわいらしいな。

(R-指定)酔ったらすごい……ジブさんのそんなかわいい一面を見れるとは思ってなかったから。

(DJ松永)でもそのストリートパトロールっぷりも素晴らしいね。ゴミを捨てちゃダメっていう。

(R-指定)そう。「アカン」って怒るところとかも。

(DJ松永)そこは立派だよね。あの人はしっかりさ……なんだろう? あれじゃないですか。夜の街を守ろうってさ、あの人が動いているわけじゃないですか。

(R-指定)ジブさん、だってこれはマジな話、渋谷のナイトアンバサダーですから。

(DJ松永)そうですよ。観光大使的なことをやっているわけですからね。そうですよね。でも、そんなジブさんは「テキーラの瓶」……?

(R-指定)「テキーラの瓶! みたいな感じで……」。

(R&松永)「超ビンビン!」(笑)。フハハハハハハハハッ!

(DJ松永)これよ! 出ました、ジブさんの真骨頂!

(R-指定)真骨頂やない! ジブさん、本気はもっとすごいラップができる人やから。俺はなんも聞いてない。俺も呂布さんもERONEさんもなんも聞いてないし、お前もそのフレーズは聞いていない。みんな、忘れよう?

(DJ松永)フハハハハハハハハッ!

(R-指定)忘れろよ?

(DJ松永)みんな! ここはシェアポイントだ!

(R-指定)おい、アカンぞ!

(DJ松永)ZEEBRAさんにリプライしろ!

(R-指定)フフフ、アカンぞ!(笑)。

「ZEEBRAさんにリプライしろ!」

<書き起こしおわり>

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