宇垣美里『スター・ウォーズ』を見始めた件を宇多丸に報告する

宇垣美里『スター・ウォーズ』を見始めた件を宇多丸に報告する アフター6ジャンクション

宇垣美里さんが2020年5月5日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中で今まで見ていなかった『スター・ウォーズ』シリーズを見始めた件を宇多丸さんに報告。見ている順番や感想などについて話していました。

(宇多丸)宇垣さん、この時期、いかがお過ごしですか?

(宇垣美里)最近はもっぱら、明るくなる映画を見たりとか……『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』とか。あとは『ヘアスプレー』とかを見て。

(宇多丸)いわゆる「カルチャーエスケープ」ですね。

(宇垣美里)カルチャーエスケープ。そしてあと、『スター・ウォーズ』を見始めました。

(宇多丸)フフフ、先ほどね、その話題で大幅に打ち合わせが滞るということで。「ちょっと待ってください。宇垣さん……順番はどの順番で見たんですか?」なんて尋問が始まりましてね。

(宇垣美里)「1、2、3、4、5まで来ました」って。

(宇多丸)そう言ったところで僕が「あーあ……」とか言い出すっていう(笑)。これ、よくない! 本当によくない。

(宇垣美里)フフフ(笑)。

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(宇多丸)よくない、よくない。でも、あれなんですよね。一番最初の『スター・ウォーズ』ってエピソード4。『新たなる希望』っていうのが1977年で。だから結局、最初の一作目は70年代の映画だし、『帝国の逆襲』と『ジェダイの復讐』は80年代の映画だし。1、2、3はやっぱり2000年代前半の映画という感じで、要するにいろんな映画の技術ももちろんそうですけども。語り口とか、語っているテーマとか。それもやっぱり時代と関係しているのでね。ぜひね、エピソード4は70年代ということで……ってこの話をしていると、ダメだ。だから俺がその『スター・ウォーズ』に関してすごく言い訳がましく宇垣さんにね、なんか言おうとしているっていうことで打ち合わせが途切れてしまったんですよね。本当に申し訳ありません。

(宇垣美里)いえいえ(笑)。

(宇多丸)楽しんでいただけていますか?

(宇垣美里)ええ、すごく面白いです。やっぱりこれだけ愛されるには訳があるなと思いますし。「ああ、いろんな映画で出てきたあれって、これだったんだ」みたいなものがいろいろと出てくるので。「やっと答え合わせができたな」っていう部分ももちろんありますし。

(宇多丸)もう当たり前のようにね、「ダースベイダーが○○で」とかね、基礎教養として出ちゃうから。そういうポップカルチャー作品っていっぱいありますけども。当然、『スター・ウォーズ』はその中でも最大手のひとつだから。

(宇垣美里)そうなんです。ずっと「見なきゃ」って思いつつ、なんだかんだで後回しにしてしまっていて。まあ長いからっていうのもあって。でもこの機会に……。

(宇多丸)ありがとうございます。「なんか、すいません……」みたいな(笑)。お前の立場、なんだ?っていうことになっていると思いますけどね。いや、楽しんでいただければ何よりです。そうなんですよね。やっぱり『スター・ウォーズ』は長いし、作られた年代もあれだから、いろんな入口、入り方があっていいわけですからね。

(宇垣美里)私はもう圧倒的にR2-D2推しですね。一番かわいい。

(宇多丸)おおっ! それは何よりです。

(宇垣美里)めっちゃかわいいですね、R2-D2。

(宇多丸)賢いですし、勇敢ですし。

圧倒的にR2-D2推し

(宇垣美里)そう! 「あんた、よう頑張っとる……」ってずっと思いながら私、見ています。

(宇多丸)エピソード2で飛ぶじゃないですか。

(宇垣美里)飛びますね。

(宇多丸)あの時、「飛べたんかーい!」って多くの人がね(笑)。「それ、いろんな場面で使えたんじゃねえのか?」っていう(笑)。

(宇垣美里)いや、そうなんですよね。私、1、2、3から見たから5でまた出てきたヨーダを見て驚愕するっていう。

(宇多丸)ああ、あの老いた、おいたわしい状態といいますか。

(宇垣美里)おいたわしいですし、なんかすごく、なんというか手作り感というか。

(宇多丸)もちろんね、マペットですからね。フランク・オズが手でこうやってやっていますから。

(宇垣美里)それにしてはすごく動きがなめらかなんですけども。それでもやっぱりその差にびっくりしたし。「ああ、それだけ技術は進歩したんだな」っていう感じを受けました。

(宇多丸)まあね。でもね、私が言いたいのはそのフランク・オズが手人形でやっているヨーダのあの表情の豊かさと、じゃあ果たしてCGのヨーダの方が豊かになったのかって言えるんでしょうかと。これが問いたい。

(宇垣美里)うんうん。あの手人形、かわいかったなー。

(宇多丸)あと、その手人形のイズムをじゃあ復活させてみせたとおっしゃるエピソード9のヨーダとは、やっぱり同じ手人形でもね、だいぶ違うわはという感じ……あ、すいません。ちょっとうるさくなってきましたね。

(宇垣美里)いえいえ(笑)。気を引き締めて見てまいりたいと思います。

(宇多丸)要するに『帝国の逆襲』まで来たということですね?

(宇垣美里)そうなんです。

(宇多丸)ということは、ボバ・フェットさんも登場してということですね。

(宇垣美里)はい。もう続きが気になる!

(宇多丸)まあ彼の一族というか、彼の部族を主人公にしたのが僕らが騒いでいた『マンダロリアン』というシリーズで。当然、ジャンゴ・フェットも出てきているから。あの彼らの種族ということで。一通り見終わった後には『マンダロリアン』も……と思う次第ですね。

最終的には『マンダロリアン』まで

(宇垣美里)もちろんです。せっかくなら全部見たい。すごく面白かったのでどんどんと「次が見たい!」ってやっぱり……。

(宇多丸)すいませんね。さっきの打ち合わせの最中に急に突然投げやりなことを言い出したりとかね、情緒不安定になって……(笑)。

(宇垣美里)びっくりした(笑)。

(宇多丸)『スター・ウォーズ』のことになると、なんでかわからないけど突然投げやりなことを(笑)。「いや、まあ、もう、いいですよ!」とかね(笑)。

(宇垣美里)なんか「ご、ごめんなさい……」ってなりましたもん(笑)。

(宇多丸)いや、私が悪い。あれは本当に私が悪い。反省しております。

<書き起こしおわり>

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