ランチもディナーも期待できる西院の鉄板焼店

洋食編
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メリークリスマス!などと浮かれている気分ではまったくありませんが、明日12月24日はクリスマスイブ・明後日12月25日はクリスマスです。日本でのキリシタンキリスト教徒の割合は一説では約1.6%と、ほとんどの日本人にとっては関係がないハズにも関わらず、なぜか街中にはクリスマスソングがあふれ、ご馳走やケーキなどで祝ったり、何なら教会のミサに行く人が続出する、よく考えれば不思議なイベント?となっています。かくいう管理人も若い頃はまったくモテてもいないクセに浮かれ気分でした。昭和世代だったこともあり、子どもの頃はさすがにサンタさんは来てくれずプレゼントをもらった記憶はないものの、家庭では精一杯のご馳走とケーキをいただいて幸せだったことを思い出します。イマドキの皆さんだとクリスマスイブやクリスマスには某大手フライドチキンチェーンのチキンを購入する人が多いのでしょうか。そういえば先日、仕事で20歳代女性とクリスマスの話題となり、その女性から“クリスマスになぜチキンを食べるんでしょうね〜”と何気なく質問され、“そもそもチキンではないんですけどね〜”と雑に応えると、“エッ?”とリアクションされたため、管理人も“エッ?”と返してしまいました。そうか、ひょっとすると若い人は「クリスマス=チキン」が当たり前なのか、とハッとさせられたのを思い出したのです。その女性がたまたま知らなかっただけ、の可能性も大いにあるのですが。管理人が子どもの頃は、“クリスマスにチキンはホンマは違うんやで”と両親や祖父母だけでなく、そこら辺の昭和のオッサンやオネエサマからウンチクを自慢気にさんざん聞かされていました。そう、日本ではチキンですが、キリスト教徒が多い本場アメリカでは七面鳥(ターキー)をクリスマスイブやクリスマスにご馳走として食べるのです。“七面鳥(ターキー)って何?”と思われるのもムリはありません。管理人も京都市内のスーパーや精肉店で七面鳥(ターキー)を見たことありませんから。そして日本ではチキンからさらに解釈が広がり、もはやご馳走なら何でもアリ、が現状ではないでしょうか。とは言え、ご馳走だからとフグ鍋とかフカヒレの姿煮とか和や中華のご馳走はピンときませんね。焼肉でギリ、大抵は洋食・西洋料理のご馳走でしょう。そこで今回は、洋食・西洋料理でなおかつご馳走と言えば「鉄板焼」だ!と、西院方面へと向かいました。

西大路通四条通の交差点(西大路四条)を南へ130m、綾小路通を西へ60mほど行ったところにある「鉄板焼 SOLA(そら)」。こちらは2024年(令和6年)3月に開業されたお店で、飲食店としては立地的に多少不利と言われる2階ではあるものの、穴場店としてグルメな人々に評判のお店だそうです。管理人は開業当初から知ってはいたものの、鉄板焼店には高級イメージがあったためスルーしており、今回が初訪問となります。こちらは火曜日が定休日でお昼の営業時間は11:30〜ラストオーダー14:30、夜は17時〜ラストオーダー23:30ですので、遅めのランチにも対応。ちなみに水曜日は夜のみの営業、日曜日は昼夜の通し営業のようです。鉄板焼店は総じて高級店ですが、訪問前に食べログヒトサラでリサーチした限り、こちらはかなりリーズナブルだと判明。ただ、夜はさすがに怖いため、ランチで管理人ができる範囲のプチ贅沢をしようと考えました。時刻は13:30、早速2階へと階段を上り店内へ入ってみましょう。

上質な雰囲気ながら高級店のような肩肘張るような感じではなく、誰もが利用しやすい店内です。カウンター7席程度と4名テーブル席4卓ですが、テーブル席は移動できるため大人数での宴会やパーティーもできるでしょう。ヒトサラに記載されていたのですが、こちらのシェフはホテルフレンチご出身のようで、クリスマスや年末年始のご馳走としてもピッタリ。ディナーのメニューについては食べログヒトサラでご確認ください。ではランチメニューを確認してみましょう。

おおむね¥2,000未満のメニューラインナップとなっていて、鉄板焼店らしい料理を手頃な価格で楽しめます。高級ホテルの鉄板焼店ならランチでも黒毛和牛サーロインステーキやイセエビのワイン蒸し、アワビステーキなどが提供されていて、価格も¥7,000ならお安いですなホホホ、とかもはや上流階級の社交場と化していて、管理人のような貧乏人には明らかに場違い。そもそも会計時にお金が足りないことが発覚し即警察署へ連行されます。ですがこちらは鉄板焼店ながらカジュアルに利用できるメニュー構成で、しかも鉄板の威力を発揮できるメニューがほとんど。一般的な洋食店の焼きモノがフライパン+オーブンで調理されているのに対し、鉄板のより効率的な熱伝導性はかなり有利に作用するハズです。例えばハンバーグの場合、中心部が生焼けなのを防ぐため、一般的な洋食店であればフライパンで表面を焼き固めた後にオーブンでしっかりと火を通す2段階の工程を踏みますが、鉄板であれば表面を焼き固めてそのままフタをしての蒸し焼きが可能。つまりより短時間で火入れができ、肉汁の流出や蒸発を最小限に抑えられるのです。ハンバーグに限らず、肉系の焼きモノは基本、どれだけギリギリの火加減を見極められるかが勝負。その観点からも鉄板焼は優れた調理方法と言えるでしょう。だからこそ鉄板焼店や鉄板を使われているステーキハウスは高級なのですが。サテ、今回はクリスマスのプチ贅沢ですので、「ミックスグリル定食」¥1,480に決めました。黒毛和牛入りハンバーグ100gに京都では有名な「牛匠かぐら」のウインナー、チキンステーキ100gの豪華な陣容となっています。牛・豚・鶏揃い踏みの肉パーティーのような料理が¥1,480はリーズナブルと言えるでしょう。

「ミックスグリル定食」が到着。もうこれは勝ち確ですね。これでマズい方がどうかしています。ご飯、味噌汁、漬物も付いていて、とても贅沢な洋定食ではないでしょうか。まさに隠れ家、穴場店にふさわしい内容です。京都市内有数の飲食店激戦区である西院エリアで飲食店選びに悩まれる場合も少なくないでしょうが、迷われたらこちらオススメいたします。では、まずはハンバーグからいただきましょう。

そりゃ、旨いですよ。エスカルゴバターとステーキソースの組み合わせもパンチがあって絶妙です。何よりご飯に良く合いますし、飲む人ならビールでもワインでもハイボールでもバッチリでしょう。濃厚・重厚でクラシカルなデミグラスソースが得意でない人も、こちらのハンバーグなら気に入っていただけると思います。かなりワイルドなアメリカ的な味わいではあるものの、エスカルゴバターはフランス料理、主にビストロ発祥ですのでカジュアルフレンチのテイストを堪能できると感じました。

牛匠かぐらのウインナーもおいしい。かじると中から肉汁の旨味が口の中にあふれます。BBQでタダのウインナーですら異様においしく感じるのですから、その数ランク上のおいしさ、と言えば伝わるでしょうか。焼き立てアツアツでウインナー自体のクオリティも高いため、これだけでも食べる価値はあると断言できます。

チキンステーキも安定の旨さです。ガーリックの効いたステーキソースとの相性も抜群。鶏モモ肉の旨味も相まって立派なご馳走になっています。付け合わせのフレンチフライやモヤシ炒め、焼きブロッコリーもうれしい。肉料理のお供には最適でしょう。特に焼きブロッコリーはホクホクした食感でブロッコリー特有の青臭さもなく、その真価を発揮していると感心しました。¥1,480とは思えない贅沢さと満足感は、クリスマスや年末年始だけでなく、ちょっとしたご褒美にちょくちょく利用したいお店です。また、家族や仲間とのディナーも気軽に利用できるでしょう。西院エリアでまた新たな名店となるかも知れないお店ですので、グルメな人はぜひチェックしてみてくださいね。

[2024年12月21日訪問]

鉄板焼 SOLA
●住所…京都市右京区西院西三蔵町24-2 2階(Google マップ
●TEL…075-311-1000
●定休日…火曜日(ランチは火・水曜日)
●タバコ…禁煙
●交通…阪急「西院駅」から徒歩2分程度
●専用駐車場…なし
●ホームページ…Instagram
※さらに詳しくは食べログ「鉄板焼 SOLA」ヒトサラ「鉄板焼 SOLA」をご確認ください。

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