大規模選挙が数々行われた’24年。長年投票率の低下が叫ばれていたが、新進気鋭の政治家たちによる巧みなメディア展開が大衆の関心を集めた。政治家生命を左右しかねないSNS運用について識者が徹底分析！ 　YouTube、インスタグラム、X、TikTok……。SNSを駆使する政治家は複数のプラットフォームを横断的に使っている。拡散力という意味ではやはりXが重要になるが、政界で最もフォロワーを抱えるのは誰か。 　SPA!編集部は12月8日時点での現職国会議員＆都道府県知事合計760人のXフォロワー数を集計。すると、ダントツで多かったのは自民党の河野太郎議員だった。 「SNSを政治の“遊びの道具”として初めて見いだしたのが河野太郎です。なので、完全に先行者メリットでしょう。彼は自民党の中でもメインストリームではないなかでSNS活用を続けて知名度、存在感を高めていった。一般の人に『こんな投稿を見てくれる政治家がいるんだ』と知らせた功績は大きいですが、一般人でも突然、ブロックをされるし炎上騒ぎもよく起こしますね（笑）」（ジャーナリスト・畠山理仁氏） 　Xのフォロワー数ランキング（本記事末尾）を見ると、やはり自民党の有名議員が多い印象だ。一方、現在ではYouTubeやインスタグラムも重要なPR手段になっている。