誰にでも「投資家としての悪癖」ってあると思うんですが、今日はその話をしたいと思います。
さて私の場合ですが、投資をしているのは何よりも「お金を増やしたい」からなのですが、同時に「最大の趣味」でもあります。そしてこのことがいくつかの問題を引き起こしています。
1つ目は、「ギャンブル癖があること」です。負けたら人生が終わってしまう様な大金を賭けて、命がひりつくドーパミンがドパドパ放出されるような勝負がしたいという潜在的な欲求を常に持っています。この欠点は以前は自覚していなかったのですが、 7523アールビバン や 6425ユニバーサルエンターテインメント の様なリスキーな銘柄を平気でPF1位に据えて勝負に出てしまう、「命金をおふざけ投機場に放り込んでしまう」という行動に端的に現れていました。
ただこの悪癖は、WWW9945さんに直接指摘されたことや、 ラルフ・ビンズの「野菜畑の手法」 を学んだことによって、この数年はほぼ矯正出来ていると思います。そしてこの弱点が出なければ自分はベンチマークとなるTOPIXは上回れるくらいの年間パフォーマンスは平均的には出せてもいます。
2つ目は、自分にはいろいろなものの収集癖(CD、投資本、オーダージャケットなど)があるのですが、それを投資の世界にも持ち込んでしまっていることです。具体的に言うと、たくさんの銘柄をポートフォリオに詰め込んで、それを毎日時価総額順に並べて総合戦闘力順になる様に微調整しながらニタニタと眺めるという癖があります。
自分は「かぶたんプレミアム」を使って、時価総額が1000万円以上の株を登録してるのですが、銘柄数が減るとエンターテインメントとしてつまらないので、どうしても自然に数が増える方向に行きます。これは当然パフォーマンスに対しては強くマイナスに働きます。
要は自分は「投資の世界に収集癖を持ち込んでしまっていて、分散しすぎで成績を落としている」のが2つ目の悪癖という事です。ただこの「ポートフォリオを眺めまわしながらティンカリング(いじくり回し)する。」のは極上の楽しみでもあり、これはなかなか簡単には止められるものではありません。ただ極力銘柄数を増やさないように努力しないといけない、ということはこれからも肝に銘じていこうと思います。