
漫画「かりそめの公爵夫人」は原作Jin Saeha先生、漫画Han Jinseo先生の作品です。
アゼンタインに舞踏会で会おうと言われ、翌日、舞踏会の会場に出かけたイヴォナを待ち受けていたのは、なんと、ガスパルでした。
意地でも、イヴォナとの結婚を実現しようと画策し、イヴォナにプロポーズしましたが、呆気なく玉砕してしまいます。
そこで、既成事実化してしまおうと、舞踏会の会場で、正式に結婚を発表したガスパル。
会場は騒然としますが、そこに皇帝陛下とアゼンタインが現れて、事態は急展開します。
全ての事情を察知したかのように、アゼンタインが、イヴォナとの結婚を皇帝陛下に願い出ました。
斯くして、イヴォナとアゼンタインの結婚は一歩前進したのでした。
今回は「かりそめの公爵夫人」の14話を読んだので、ネタバレと感想をご紹介します。
かりそめの公爵夫人【14話】の考察予想
イヴォナとの結婚をうまくとりつけることができなかったガスパルですが、このまま黙って引き下がる訳はないでしょう。
もっと卑劣な手を打ってくるに違いありません。
この事態をガスパルの恋人であるトリスタンがどう受け止めるかもわかりません。
これまでの計画は、ガスパルの野望のためであって、トリスタンは、愛するガスパルのため、二人のために一緒に画策していたというのが、イヴォナの考える二人に対するイメージでした。
あくまで、野望を持っているのはガスパルで、その愛するガスパルの幸せのためにトリスタンは協力しているのだと。
でも、あの優しく振る舞う態度と笑顔には、裏がありそうな気がします。
実際の世の中でも、あまりにも、善人っぽい人は、偽善者であるパターンが存在しますから。
今後、その辺りが、明らかにされていくんじゃないでしょうか?
かりそめの公爵夫人【14話】ネタバレあらすじ
パラマ帝国の二大貴族であるギーズ家とアゼンタイン家。
ともに息子は一人ずつ、どちらも次期皇帝候補。
アゼンタインは何もしなくても人々に賞賛される。
それに引き換え自分は何をやってもアゼンタインに勝てない・・・。
そんな風に自分のことを思っていたガスパルの前に優しい言葉と笑顔で近づいてきた若者がいました。
そう、イヴォナのいとこ、トリスタンです。
アゼンタインはただ名家に生まれたという、運がよかっただけの話だと、人としての才能や実力はガスパルの方が上なのだと。
この言葉にガスパルは、トリスタンの虜になってしまいます。
自分のことを理解してくれる人が、やっと現れたと・・・。
舞踏会の屈辱をトリスタンが知ったら、きっと胸を痛めるに違いない、早く帰ってトリスタンに話そうと思うガスパルでした。
舞踏会から、帰宅し、舞踏会で起こった一連の出来事をトリスタンに話すと、意外にもトリスタンは苛立ちを隠せない様子で、ガスパルを軽率だと責めたのでした。
結婚さえすればうまくいくという考えは、間違っていると重ねて付け加えました。
優しい慰めの言葉を期待していたガスパルは、この態度に逆ギレし、トリスタンに怒りの矛先を向けます。
ガスパルがへそを曲げたのに気づき、すぐさま、トリスタンはガスパルのご機嫌をとりにかかりました。
ガスパルのご機嫌を取りながら、心の中では、自分の野望について考えるトリスタン。
トリスタンの父親は、イヴォナの父親と双子の兄弟です。
少しだけ早く生まれたというだけで、イヴォナの父親は爵位をもらえ、弟である父親は爵位をもらえなかったがために、貧しい生活を強いられました。
そんな生活にうんざりしたトリスタンは、いつか、権力と富を手に入れてやると強く心に誓うのでした。
そのためには、もっと上に行かなくては・・・。
そう考え、社交界に顔を出し、チャンスをうかがう日々を過ごしていました。
そんなトリスタンの耳にも、ギーズ家とアゼンタイン家の息子同士が次期皇帝候補のライバル同士だという噂が入ってきています。
それをどうにか利用できないか?と考えたトリスタンは、アゼンタインに声を掛けました。
しかし、どんなに取り入ろうとしても、アゼンタインはちっとも話にのりません。
そんな時に現れたのが、ガスパルです。
ガスパルは、トリスタンの言葉に、自尊心をくすぐられ、いとも簡単に言葉にのってきました。
心の中では、ガスパルはアゼンタインに叶わないと軽蔑しつつ、顔ではガスパルの話に一心に耳を傾ける様を演じました。
自分の夢を叶えるためには、馬鹿なガスパルと憎き叔父の娘であるイヴォナを利用すればいい、
ここまでうまく行っていたのに、今更、失うわけにはいかない、もう自分の手でどうにかしなければ。
トリスタンは、今度は自分がイヴォナに会って直接話をしてみると、ガスパルに告げたのでした。
そして、イヴォナに会いに行ったトリスタンは、イヴォナを諫めようと話し始めます。
自分が知っているイヴォナなら、ちょっと強気で説教すれば、折れるはず・・・。
イヴォナを愛しているからこそ、ガスパルはあんな態度に出たのだと説明するトリスタンに、イヴォナは逆に問います。
愛しているのなら、もっと思いやりをもって接してもよいのではないかと。
それに、なぜ、そんなにガスパルの肩を持つのかと、尋ねました。
妙な流れの空気を断ち切るべく、話題をガスパルから、アゼンタインに移すトリスタン。
アゼンタインは、イヴォナを愛しているのではなく、召喚術を利用したいだけなのだと言いました。
この言葉に、もう我慢ならないと、イヴォナは、それはガスパルの方じゃないかと返します。
それに対し、アゼンタインと結婚したら、イヴォナがしなびた花のように枯れ果てて一生を終えるのだとトリスタンは、とどめの一言を放ってしまいます。
前世を思い出す言葉に、イヴォナは、結婚式には出席しなくていいと言い残し、立ち去ってしまいました。
一人取り残されたトリスタン。
頭を抱えるトリスタンに一人の謎の女性が話しかけてきます。
喜ぶ提案があるのだと。
果たして、この女性は、一体誰なのでしょうか?
かりそめの公爵夫人14話の感想&次回15話の考察予想
やっぱりね~。
トリスタンは、いい人なんかじゃありませんでしたね。
トリスタンにも、野望がちゃんとあって、どちらかと言うと、ガスパルより腹黒?
ガスパルは、野望のためには、節度とか良識とか関係なくなってしまう、ただの馬鹿ですけど、トリスタンはその上を行って、そのガスパルを操っていたのですから。
多分、これはイヴォナも気付いてないでしょうね。
前世において、どうして自分が命を落とすまでの陥れにあってしまったのかを、もうすぐ知ることとなるんでしょう。
トリスタンは、父親の境遇を基にして、恨んでいたんですから、当然、その娘であるイヴォナに対し、従兄弟としての情だとか、ある訳ないですよ。
今は、トリスタンの思い通りにはなってないですけど、今後はもっと色々な敵や策略が待っていそうです。
出てきましたよ。謎の人物、女性だと思うんですけど、誰なのでしょう?
ジュリアじゃないかな~?
お楽しみは、この後のお話で!
今後の予想としては・・・
アゼンタインとの結婚が決まったので、いろいろ、今後のアゼンタインとイヴォナの関係性を進展させるお話になると思うのですが。
なんせ、二人は、お互いの詳しいことは何も知らない訳ですから、すんなり話が進むとは限りません。
それから、結婚は、アゼンタインが一人で決めてしまって、皇帝陛下にその場で承諾をとりつけたものですから、アゼンタインの関係者にも、この結婚を好ましく思っていない人はいると思います。
その人たちとの亀裂やイヴォナが召喚師ということへの偏見などもあるかもしれません。
困難を乗り越えて、無事、契約結婚を締結できるのでしょうか?
はたまた、契約結婚から、本当の愛し合った結婚へと発展するのでしょうか?
まとめ
今回は漫画『かりそめの公爵夫人』14話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。