漫画「かりそめの公爵夫人」は原作Jin Saeha先生、漫画Han Jinseo先生の作品です。
キリダンの実を確保しに行ったイヴォナの一行は、魔獣マロンゴから襲われました。
どうにか、危機を脱し、城に戻り、この危機を招いた背景となる、何者かの存在を知ったアゼンタインとイヴォナは、事の真相をつきとめるべく、調査に乗り出します。
どうやら、アゼンタインの領地にある競売場ゼニシトで何か良からぬ企みが進行中のようです。
そして、前々から、その真相を突き止めようと、調査し計画を練っていた聖騎士団長のバドランはアゼンタインとイヴォナの参戦を快く思っていません。
しかし、そんなことを気にもとめず、真実に少しでも近づくため、真相を明らかにするためにアゼンタインとイヴォナは、競売場への潜入に同行するのでした。
今回は「かりそめの公爵夫人」の34話を読んだので、ネタバレと考察予想、読んだ感想をご紹介します。
かりそめの公爵夫人【34話】の考察予想
いよいよ競売場ゼニシトに潜入したイヴォナ、アゼンタイン、そしてバドランですが、バドランは何か計画があると言っていました。
いったいどんな計画なのでしょう?
バドランは、馬鹿ではないのでしょうが、どちらかというと、荒事の方を得意とする騎士のようですから、計画が綿密なものだとは思えません。
どうせ、内部で、先方が接触してきたところを、ガツンと捕まえて、あとは尋問すればよいくらいの考えだと思います。
それに比べ、アゼンタインは頭もキレる人物なので、もう少しマシな方法を考えているかもしれません。
同様に、イヴォナも、この件に関しては自分に任せてくれと言うくらいですから、何か考えがあるのでしょう。
三者三様の考えをまとめずに、それぞれが、計画を実行した場合、到底うまく行くとは思えないので、ゼニシトでの作戦は失敗に終わるというのが、今回の予想です。
かりそめの公爵夫人【34話】ネタバレあらすじ
アゼンタインの領地にある競売場ゼニシトに潜入したアゼンタイン、イヴォナ、バドラン。
競売場では、仮面を付けての入場となっているので、三人とも仮面を付けています。
最近、イヴォナに贈り物を買っていなかったと思っているアゼンタインは、これをいい機会と捉え買物する気満々で、作戦に臨んでいます。
一方、イヴォナは、贈り物はさておき、この場は身分を隠さなければならないことから、アゼンタイン公爵と呼ぶことも、クロードと呼ぶことも封じられ、仕方なく「あなた」と呼ぶことに照れを隠せません。
それに対し、妻の使うものはたくさんあっても足りないくらいだと、どや顔のアゼンタイン。
こんな会話をそばで聞いていたバドランは、作戦が失敗しそうで気が気ではありません。
そんな、バドランの心配をよそに、そそくさと、イヴォナと共にもっと前の席に移ってしまうアゼンタイン達。
さて、オークションがはじまりました。
最初の品から、高額な取引が行われています。
2千、3千と、高値の声が響く中、一人の仮面も付けずに参加している人物がいます。
有名な宝石収集家で、たいそう目立ちたがり屋なのだとか。
しかし、今回、彼は、目立つことはできなさそうです。
何故って、アゼンタインが目立つために、バンバンそれ以上の高値を付けてしまうから。
会場の視線は、アゼンタインに釘付けになっています。
会場で目立つ役は自分が引き受けるからと言っていたバドランも、これには参ってしまいます。
次の品も、また次の品も、次から次に、アゼンタインが落札してしまって、もうバドランは、入札に参加するのが馬鹿らしくなっています。
オークションもすすみ、いよいよ最後の品となりました。
そこに登場したのは、華やかさこそ、これまでの商品に見劣りしますが、不思議な力を宿したブローチでした。
そのブローチを見るなり、イヴォナは固まってしまいました。
なぜなら、そのブローチは・・・。
かりそめの公爵夫人34話の感想&次回35話の考察予想
普通の貴族なら、一個、ニ個で満足しそうな宝石を、すべて買ってしまうなんて、アゼンタインはなんと剛毅な人物なのでしょうか?
しかも、これまで宝石の質ばかりを気にして、数を気にしてなかったと言うのですから。
たくさんあるから、普段使いにどうぞということなのでしょう。
贈り物の数や値段で、その人の気持ちの大きさの基準になるわけではないと思いますが、アゼンタインは少なくともそう思っているのですね。
相手のことを思って、贈ってくれたのなら、それがどんなものでも、嬉しいと思うのですが。
まあ、女性にとって、宝石は、もらって嬉しくない人はいないでしょうから、気持ちは伝わったんじゃないかな。
でも、アゼンタインも、自分の感情をそのまま、表現するところは、好感が持てますね。
あまりに露骨すぎる感情表現は、ときどき、ドン引きすることもありますが、何を考えているのかは、やはり気になるところなので、それを正直に表現してもらえると、信用できる人物だと安心できます。
恋の駆け引きを楽しむ人もいるようですが、安心感とは、対極にあるものですから。
ここまでのやり取りをみていると、どうやらバドランは悪人ではなさそうです。
少なくとも、ホントの目的が、競売場の真相解明やテロの討伐ということではなく、アゼンタインを陥れたり、国家潰滅を目論んでいるとかではなさそうです。
今回の話では、アドルフの存在が、あまり目立ってなかったので、最後の出品のブローチが、次回の話の展開の鍵となって来るのでしょう。
今後の予想としては・・・。
最後の出品は、イヴォナに関わりがあるものでした。
イヴォナがまだ小さかった頃に家を出て行った母のもの。
その後の母の消息について、これまで語られることはありませんでしたが、その辺が徐々に明かされていくでしょう。
母はどんな人物なのか、家を出た後、どうしていたのか、今は生きているのか?
そして、結婚したイヴォナのことを知っているのか?など、気になることが盛りだくさんです。
まとめ
今回は漫画『かりそめの公爵夫人』34話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。