
漫画「かりそめの公爵夫人」は原作Jin Saeha先生、漫画Han Jinseo先生の作品です。
魔力の上昇がどうしても実現しなければならないイヴォナは、試薬を試しますが、試薬の熟成期間が8ヶ月は必要だとわかり焦ります。
そして、古代魔法王国のイラノルの柱の事を知り、それを調べてみようと決意しました。
アゼンタインにお願いして、古代魔法王国の遺跡を調査することとなった、イヴォナとアゼンタインですが、古代遺跡に入るなり、魔力で動いているガーゴイルや鎧の兵士に襲われます。
様々な機器を乗り越えて、更に奥へと進む二人ですが、イラノルの柱は、果たして見つかるのでしょうか?
今回は「かりそめの公爵夫人」の41話を読んだので、ネタバレと考察予想、読んだ感想をご紹介します。
かりそめの公爵夫人の【41話】の考察予想
イラノルの柱に辿り着くには着いたけど、そう簡単には、魔力上昇の効果は自分のものにはできないのではないでしょうか?
なぜなら、簡単に手に入るのなら、これまでに、もっと多くの人が、魔力の上昇を手に入れようとして実現しているはずです。
しかし、そんなものを手に入れたという話はおろか、イラノルの柱のことさえ、一部の人間しか知らなかったのですから。
何かと引き換えでなければ、そんな大きな力は手に入らないと思います。
しかし、イヴォナは諦めるわけにはいかないので、どんなリスクも厭わないことでしょう。
かりそめの公爵夫人【41話】最新話ネタバレあらすじ
光で動く鎧の兵士を倒したまではよかったのですが、灯りをつけると再び鎧の兵士が動き出す可能性があるので、灯りを付けるわけにはいきません。
しかし、暗くて辺りが見えず、動けずにいるイヴォナをアゼンタインは軽々と自分の腕に抱えました。
ほわほわで幸せな空気に、神獣達もそわそわしています。
そして、さらに奥へ都進んだ二人は、ついに、イラノルの柱と思しきものの前に立ちました。
うなるような音を立てているイラノルの柱に、アゼンタインは警戒していますが、イヴォナはすでに、イラノルの柱に魅了されてしまっています。
静かにイラノルの柱に近づいたイヴォナは、イラノルの柱にそっと手をかざしてみました。
すると、どうでしょう。
イラノルの柱の記憶が、イヴォナに流れ込んでくるではありませんか!
そのイラノルの柱の記憶は争いの記憶・・・。
これまで、イラノルの柱の力を欲して、一族または愛するもの同士が互いに争って命を落とした記憶です。
イラノルの柱は警告をしていたのです。
イラノルの柱の力を求めたものはみな不幸になるのだと。
しかし、そんなことで、あきらめる訳にはいかないイヴォナは、イラノルの柱に願いました。
自分には、やらなければならないことがあるのだと。
そのために、どうしても力が必要なのだと・・・。
すると、イラノルの柱がその願いに応えるように反応した途端、イヴォナは身動きができなくなってしまいました。
これは、危険だと思ったアゼンタインは聖剣で、イヴォナをイラノルの柱から解放しようと斬りかかりますが、イラノルの柱は易々と、聖剣を弾き飛ばしてしまいます。
自分の無力さが、イヴォナを救えないと落胆し、自分の望みは、イヴォナが幸せになることだけなのにと考えた時、どこからか、何者かの力がアゼンタインに問いかけます。
お前の望みは本当にそれだけなのか?と。
そして、いつの記憶かは定かではありませんが、ぼんやりと、昔救えなかった記憶と今の目の前の現実がオーバーラップします。
はたしてアゼンタインに何がおこったというのでしょうか?
かりそめの公爵夫人41話の感想&次回42話の考察予想
アゼンタインが、イヴォナの大切さに気付きましたね。
よかったんですよね???
何だか、これが不幸のはじまりになる気がするのは私だけでしょうか?
何かと引き換えでなければ、大事な人を救うことができないとしたなら、何を犠牲にしますか?
何でもするし、犠牲は厭わないというのであれば、きっとその大切な人はずいぶんと愛されているということになるのでしょう。
その愛さえあれば、これからの苦労なんて・・・。
と言いたいところですが、もし、それが自分の命、すなわち、これからの未来の二人の時間だったならどうでしょう。
一人で残されるよりは、一緒に生涯を終えた方が幸せだという場合もあります。
救った側は満足して、天国でも何でもいけるでしょうが、残された側は、自分のために、大切な人の命を犠牲にしたという罪悪感と、これから一人で生きていく虚しさに苛まれるに違いありません。
だから、イヴォナがいなくなっても、アゼンタインがいなくなってもダメなんです。
二人揃ってなければ、人生に何の意味もなくなってしまうから。
今は、イヴォナは、先で起きるであろう魔王軍の襲撃しか頭になく、今回みたいな無茶もやってしまいます。
一人で、抱え込むから、そんなことになるんです。
信頼というのは、相手を信じて、話すことや頼ることも含まれると思うんですよ。
まあ、それは、アゼンタインに関しても同じことが言えるのですが。
相手に、嫌な現実を見せたくないとか、重荷を背負わせたくないとか思って、大切なことを話さずにいるんですね。
これは、はっきり言ってミスです。
選択ミスっ!!
頼るかどうかは別として、自分が何に直面して、どうしようとしているのかは、信頼している相手には話すべきだと思います。
いやぁ~。このままいったら、ほんと、なんか不幸が待ってそうで嫌な展開です。
今後の予想としては・・・。
イラノルの柱の力は、多分、手に入らなかったのだと思います。
そして、アゼンタインが柱を壊したっぽいので、もう二度と、柱から魔力上昇の効果を得ることはできなくなったんじゃないでしょうか?
そこで、次の手段を考えねばならないわけですが、その糸口になるような出来事が起こるのかもしれません。
そして、アゼンタインの記憶を混乱させている、いつぞやの記憶。
これの正体や、今の現実がなにゆえ、起こったのかの謎に迫れるかもしれません。
イヴォナの転生の秘密は、実はアゼンタインにあるような気がするのですが、どうでしょうか?
前世の記憶の中で、イヴォナは、時々アゼンタインと会話したり、時には、イヴォナが眠れるように魔力で苦痛を和らげてくれたりしたと言っていました。
アゼンタインの記憶はなくなっているけれど、実は、前世において、アゼンタインもイヴォナのことを気に掛けていて、イヴォナが、死んだことを、後に知り、今回のように、イヴォナの幸せを強く願った結果、もう一度、やり直しすることになったのではないでしょうか?
あのとき、魔王軍を撃退したのは、実は、自分ではなくて、イヴォナの力だったとアゼンタインは知っていたのだとしたら、仮にイヴォナを大切な人という感情では見てなかったかもしれませんが、事実と異なる賞賛をあび、どうにもやりきれない気持ちになったとしても、アゼンタインの性格なら納得できます。
だって、ガスパルのように、他人の功績を横取りして出世した訳ではないのですから、人の功績で、自分が賞賛を受けるなど、耐えきれないと思います。
仮に転生が、聖剣の力だとしたら、あり得ない話ではないと思うのですが・・・。
まとめ
今回は漫画『かりそめの公爵夫人』41話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。