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凡人のためのあっぱれな最期 古今東西に学ぶ死の教養

出版社 幻冬舎

ナレーター海道ひなた

再生時間 04:57:06

添付資料 あり(1)

出版日 2024/1/31

販売開始日 2024/10/12

トラック数 13

購入音源の倍速版 なし(アプリでの倍速再生は可能です)

作品紹介

嘆かず、恨まず、泰然と
「小さき人」として生き、死んでいきたい

61歳、癌で先に逝った妻。
身近な死に、何を学ぶのか?


妻が癌で逝った。
61歳、1年あまりの闘病生活ののちの早すぎる死だった。
家族が悲しみ、うろたえるなか、妻は、嘆かず恨まず、泰然と死んでいった。
それはまさに「あっぱれな最期」だった。
決して人格者でもなかった妻が、なぜそのような最期を迎えられたのか。

そんな疑問を抱いていた私が出会ったのは、
「菫ほどな小さき人に生まれたし」という漱石の句だった。
そうか、妻は生涯「小さき人」であろうとしたのか――。
妻の人生を振り返りながら古今東西の文学・哲学を渉猟し、
よく死ぬための生き方を問う、珠玉の一冊。


●ただ一人、泰然と逝く
●深夜1時、ホスピスからの呼び出し
●菫のようなふつうの人
●思っていたより早かったけど、仕方がない
●死については口にしづらい
●人は死ねばゴミになるのか
●夏目漱石・モーツァルト・正岡子規の死生観
●死後転生を信じるか?
●自分はありふれた人間だ、と言い聞かせる
●プライドを抑え、安らかに死を迎える
●欲望をかなえても、少しも幸せではない
●妻は怒りんぼだった
●変えられないものはあきらめる
●自然をもっと感じたい ……ほか

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