今や日本人の3人に1人が悩んでいると言われている痔。「痔 = 恥ずかしい病気」というイメージを持っている人もいるかもしれないが、実は、多くの日本人が悩まされている身近な病気なのだ。
そして、痔のタイプや個人差にもよるとはいえ、その痛みは往々にして強烈。経験者にしか分からない苦痛と悩みがあるものだ。そこで、そんな痔を経験した人だから分かる、あるあるネタを集めてみた。
【痔になってから感じるあるある50】
1. トイレの時間は拷問
2. 痔の時に便秘が重なると悲劇
3. 便座に座りながら、「キレてない、キレてない」と長州力っぽく言ったことがある
4. 真っ赤になった便器を見て、自分で引いてしまう
5. 最初は椅子に座るのが苦痛
6. 円座座布団はめちゃくちゃ重宝する
7. 円座座布団にずっと座っていると、太ももへの圧迫がきつく感じる
8. そのうち、座り方のベストポジションを見つける
9. 痔が酷い時は、寝ていても痛い
10. みんな痔をナメ過ぎ
11. 痔になって、アルコールや辛いものを控えるようになる
12. 肛門がいかに重要な器官かを痛感する
13. 小学生の頃、肛門を馬鹿にしていた自分が許せない
14. トイレットペーパーの紙質に対するこだわりが人一倍強くなった
15. ウォシュレットの素晴らしさを改めて実感する
16. 外で用を足す時、誰かがウォシュレットの水圧を最大にしていると本気で頭にくる
17. ウォシュレットの水圧を徐々に上げられるようになる時、痔が快方に向かっていると実感する
18. 「もう治りかけだから大丈夫だろう」とアルコールや辛いものを気にせずに食べてみる
19. 翌日、トイレで死ぬほど後悔する
20. 歩く時、普段より歩幅が狭まってしまう
21. 体操選手のすごさを改めて実感する
22. かかと落としのすごさを改めて実感する
23. ボレーシュートのすごさを改めて実感する
24. 盗塁しようとリードを広げるランナーのすごさを改めて実感する
25. ラグビー・ニュージーランド代表の「ハカ」のすごさをあらためて実感する
26. 相撲の四股のすごさを改めて実感する
27. 痔に関してネットで調べまくった結果、「自分の知識量は相当なもの」だと自負するようになる
28. ネットで原因を調べると、今までの自分の食生活にはどれだけ食物繊維が足りていなかったかが分かる
29. 外食中心の食生活を改めようと心に誓う
30. 毎日湯船に浸かって体を暖めようと心に誓う
31. ネットで調べまくっているため、病院に行く前から自分がどのタイプの痔が大体見当がついている
32. そして、病院に行くとどのような検査をされるのかも知っている
33. だから、余計に病院へ行くことに抵抗を感じてしまう
34. 病院に行った方がいいのは分かっているが、とりあえず市販の薬で何とか治そうと頑張る
35. 最初は座薬タイプに抵抗があるため、軟膏タイプの薬ばっかり使っている
36. 市販の薬と同じくらい使えるのが、生理用ナプキンだ
37. 生理用ナプキンは夜用に限る
38. 初めて生理用ナプキンを付けた時は、別の世界の扉をノックしたように感じる
39. コンビニで生理用ナプキンを買う時は、結構抵抗がある。
40. 「彼女に言われて買いに来ました」という空気を出しながら、強引にレジに置く
41. 動揺を表に出さず、淡々と紙袋に入れてくれる店員さんに感謝の念を感じる
42. このようにある程度頑張っても「セルフケアには限界がある」と感じた時、初めて病院に行く
43. 検査は予想通り強烈
44. 医師の指が自分の体内で動いているのが分かる
45. だが、無理に自分で治そうとするより、医師の指示に従うのが一番の近道だと痛感する
46. ただし、医師によって言っている内容が全く異なる場合があるので、セカンドオピニオンは必須
47. つまり、強烈な検査を何回か受けることになる
48. 段々、検査にも慣れてくるが、慣れた自分がちょっと好きだ
49. 治療が完全に終わると、すぐに病院へ行かなかったことを後悔する
50. 最後に病院へ行った時、帰り道の空はいつもより青い
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.