いよいよ観光シーズンに突入しつつある日本列島。きっと、北海道でグルメ三昧……なんて計画を立てている人もいることだろう。北海道といえば、とにかく海産物。特に寿司である。ウマい寿司を食べずして、北海道グルメを満喫したとは言えないのだ。
ただし札幌、特にすすきのでいいお店に入ると、それなりのお値段がする。もちろん、銀座などに比べれば割安だが、それでも1食で、1万・2万・3万と飛んでいくのはちとツラい。そんなときは回転寿司へGOだ! 北海道は回転寿司でもめちゃめちゃウマいぞー!
・観光客には雪の中の移動はハード
以前の記事でも札幌市内のいくつかの回転寿司店をご紹介した。『まつりや』『トリトン』『なごやか亭』と、どこもウマいのだが、宿泊施設の多い札幌駅やすすきの周辺からは必ずしもアクセスが良いとは言えない。見知らぬ土地で、しかも大雪の中を移動するのはかなりハードである。
立地的にいえば、札幌駅の駅ビル「ステラプレイス」内にある、『根室花まる』がオススメであるが、観光シーズンでない平日ですら超混雑していることがある。観光客にとって時は金なり、タイムイズマネー。高確率で混雑している店へ足を運ぶのも気が引けることだろう。
「アクセスが良く」「混雑してないで」「しかもウマい」回転寿司なんて、果たして札幌にあるのか……? 奥さん、あるんです! 今回ご紹介する『活一鮮 南3条店』はまさにそんなお店。上述した3つの条件を叶えてくれる、穴場の回転寿司店なのだ!
・アクセスがよく、そこまで混雑していない
『活一鮮 南3条店』は、ノルベサの地下にある。ノルベサとは、すすきのからほど近い商業ビル。観覧車のあるビルといえば、札幌で知らない人はいないだろう。すすきのからのアクセスはもちろん、冬場でも地下街を使えば、札幌駅からも歩けないこともない。立地条件は抜群である。
また、あまり混雑していないことも特徴である。大きな声では言えないが、ノルベサは知名度の割にそこまで人が多くない。地元の人なら知っているが、観光で訪れた場合、「観覧車がある有名なビルの地下」というだけで混雑していると思いがちだろう。過度の心配はしなくても大丈夫だ。
・味もさすがの北海道クオリティ
そして肝心の味だが……! さすが北海道クオリティ! と唸らされる寿司である。東京ではなかなかお目にかかれない白身魚・八角や、タラの白子(北海道では “タチ” と呼ぶ)の軍艦や味噌汁、さらには新鮮なボタンエビなどが、一通りそろっている。
中でもオススメしたいのが、サーモン親子である。生サーモンでぐるりと巻いたシャリの上に、イクラを盛り付けた親子の競演は、見た目も鮮やかな一品。北海道がギュッと凝縮しており、味はもちろん間違いない。やっぱりウマいぜ北海道! と納得することだろう。
車があったり、タクシー代がかかってもいいという人には、個人的に「トリトン」をオススメするが、『活一鮮』でも十分に美味しい回転寿司が味わえる。補足だが、混雑具合は筆者が数回お邪魔した時の経験が全てである。もし混雑していたら、そのときはご容赦願いたい。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名:活一鮮 南3条店
住所:北海道札幌市中央区南三条西5-1-1 ノルベサ B1F
時間:ランチ月~金 11:00~15:00 / ディナー月~金 16:30~23:00 / 土日祝 11:00~23:00
休日:なし
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼北海道以外ではなかなか見かけない白身魚、八角。
▼ホッキ貝は、生を炙って。
▼北海道の薬味、山ワサビが入った鉄火巻。
▼プリプリのぼたん海老に……
▼自家製のしめ鯖!
▼サーモン親子は必食だ!
▼北海道では、タラの白子もお味噌汁になる……ウマい!
▼観光客にはかなりオススメだ!