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世界中にファンを持つ、ディスニー映画。作品ごとに設定をガラリと変えながらも、その世界観をシッカリと堪能させてくれる手腕は見事なものだ。そんなディズニー映画にとって大切なのは、キャラクター、音楽、ストーリー……そして、色だ!

ということで、ディズニー映画にとって「色」がいかに重要か、よ〜く分かる画像をお見せしたい。この画像は、1本のディズニー映画の中から2000コマを抽出し、ギュッとまとめられているもの。だから、そこに見えるのは色だけ! なのに何となく分かるぞ! 色だけなのに、何の映画だか分かるのだ!!

1作品から2000コマを抽出

今回、海外の画像投稿サイト Imgur に、投稿された『ディズニー映画』の画像。しかし普通にディズニーのキャラクターが描かれているのではなく、ただ何十もの色が広がっているだけ。

実はこれ、投稿者の Armand9x さんが、ディズニー映画から2000コマをピックアップして、1枚の絵に収めたものなのだ! ギュッと圧縮された1コマの縦線が、ずらっと2000本並べられて1枚の画像を構成しているのである。

・鮮やかな『アラジン』、青の多い『ポカホンタス』

結果、その映画に使われる色の傾向が画像に浮かび上がってくるのだが、タイトルと見比べるとよく分かる。例えば、夜のシーンが印象的な『アラジン』は、濃いブルーや紫、華やかなピンクなんかが多く、実に “アラジンっぽい” 。

他にも『ライオン・キング』は一変して様々な緑や水色、茶色など、自然な色が並び、『ポカホンタス』は圧倒的な青、そして『美女と野獣』は何となく落ち着いた雰囲気。

・一見分かりづらい作品もある

一方、色だけ見てもどの映画か分かりづらいものもある。例えばピクサーの『トイ・ストーリー』。なんとなく茶系が多いようだが、色の傾向が掴みづらく、コレだけ見ても「トイ・ストーリーだ!」とひらめくことは難しそうだ。

確かに様々な色のオモチャも登場するし、舞台も家や町が中心。山や海などが舞台の作品とは、同じようにならないのだろう。また、『リトル・マーメイド』は、青が少なく緑が多かったのもチョット意外である。

ということでこの画像に対して、ネット上には様々なコメントが集まったのだが、どうやら『アラジン』、『ポカホンタス』、『ファインディング・ニモ』が人気のよう。なかにはその美しさに魅せられて、携帯の待ち受けにしてしまった人もいるのだとか。色だけでも、楽しくさせてくれるディズニー映画なのだった。

参照元:Imgur [1][2]Reddit(英語)
執筆:小千谷サチ