和食には欠かせない「味噌汁」。地域や家庭によって味や具材が異なる味噌汁は、一人一人のふるさとの味、まさに日本人の心の料理と言っていいだろう。同時に和食の代表選手でもある。
そんな味噌汁について、英国トップシェフが驚きのレシピを公開していることが判明! なんと「ステーキを味噌汁にブチ込むと美味」だというのだ。って、どんなネオジャパニーズフードだよ!?
でもトップシェフの言うことだし、我々だって味噌汁に豚肉を入れることもある。もしかしたら、日本人の知らない激ウマレシピなのかもしれない。実際に作ってみた!
・英国トップシェフのレシピ
このレシピを公開したのは英国のトップシェフにしてフードライターのナイジェル・スレーターさんだ。手早く作れるゴージャスな料理レシピを紹介することで知られている。
うん、これはちょっと期待できるかも。ということで、ものは試しと、実際に作ってみることにしたぞ!
・ステーキ味噌汁の作り方
【材料:3~4人分】
・ステーキ用肉:240g
・ケール:100g ※キャベツやチンゲンサイでもOK
・ネギ:少々
・水:800cc
・コンソメキューブorブイヨンの素:商品の分量に合わせて
・白味噌:大さじ1
【作り方】
1.ケールを葉と茎に分け、みじん切りにする。
2.熱した鍋で茎を手早く炒め、肉を加える。
3.こんがり焼けたらネギを加える。
4.一旦、肉を皿に移し、鍋に水を加える。沸騰したらコンソメ、味噌を投入。
5.食べやすい大きさにカットした肉、ケールの葉を加えて完成。
──以上である!
・10分くらいで作れた
レシピが掲載された英国メディア『Guardian』の写真を見ると、ステーキの断面がまだ赤かったので、片面1分半ずつくらいのミディアムレアくらいに焼いてみた。調理の全行程は10分とかからなかったぞ。
まぁ、日本人にもケールを味噌汁に入れる人もいるし、ダシがないときの緊急措置でコンソメで味噌汁を作るという話も聞いたことがある。そこまで奇抜な話ではないのだが、なんだか不安だなぁ……。
・悪くない!
ちょっとドキドキしながら食べてみたところ、こ、これは……!? 「いい」か「悪い」かで言うと「いい」。「食べられる」か「食べられない」で言うともちろん「食べられる」!!
牛肉のウマミと脂、炒めたケールの香ばしさがスープに移ってウマミとコクを演出。そして味噌の爽やかな飲み口が複雑な味わいを醸している。10分かからなかったのに、一晩置いたかのような深い味わいだったのだ。
・味噌汁というより「味噌香るコンソメスープ」
個人的な好みを言うと、もう少し水が多くても良かった気がしたが、予想以上に美味しかった。ただ、ひとつだけ言わせてほしい「これは味噌汁じゃねぇ!(笑)」
美味しいは美味しいのだが、コンソメのパンチと肉汁と牛脂がかなりきいており、味噌が隠し味状態になっているのだ。「味噌汁」というより、「味噌香るコンソメスープ」と言ったところ。ご飯よりパンの方が相性が良さそうである。
これを「味噌汁」と言われるとビックリしてしまうだろう。だが、モノ自体は悪くない。コンソメ系スープの隠し味に味噌、これは悪くない選択だと言えるだろう!
参照元:Guardian(英語)
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24
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▼こちらがステーキ味噌汁の主な材料だ
▼作り方は超簡単。肉と、ケールのくき、そしてネギを炒め、水+コンソメ+味噌を入れればOK
▼肉はレアめに焼こう
▼このまま食べたいけど、ガマンガマン
▼できたー
▼悪くない! でも味噌汁じゃない(笑) 味噌香るコンソメスープ
▼パンください、パン!!
▼ちなみにこちらが青汁でお馴染みのケールだ! 苦味が強いので苦手な人はキャベツやチンゲンサイでもOKとのことである