突然だが、皆さんはファミリーマートといえばどのような「色」を思い浮かべるだろうか。おそらく100人いたら100人が「緑と白」。樹木のような看板を思い出すに違いない。
もちろん、筆者(私)もつい先日まではそう思っていた。しかし、福岡県北九州市の門司港を訪れた時、新たなファミマの存在を知った。なんと門司港には「黒いファミマ」があったのだ!
・超シック
すでにトップ画像で「マジかよ!」と思った人もいるはずだが、見ての通り門司港にあるファミマは本当に黒い。白と黒の二色で超シック。普段のファミマ色は面影すら一切なしなのだ。なぜなら……
・レトロな港町「門司港」
景観を損なわないようにしているからである。というのも門司港駅を中心とした地区「門司港」は、外国貿易で栄えた港町。現在もその名残で食糧倉庫群をはじめ、歴史的建造物が数多く存在している。
交通機関の発達により、港の重要性は低くなっていたものの、1988年に国は門司港駅舎を重要文化財に指定。それから観光地「門司港レトロ」として整備され、現在のような街並に至ったのだ。
・駅からすぐ
「黒いファミマ」といっても、そういう特殊な事情があることで生まれたものであった。ちなみにそのファミマは、JR門司港駅を降りてすぐのところにあるので、門司港を訪れた際はぜひご覧いただきたい。
余談だが、門司港といえば名物の「焼きカレー」も忘れてはいけない。上戸彩さんが絶賛したお店をはじめ、多くの店舗があるので、食べ比べするのもひとつの楽しみ方だろう。
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.
▼異国情緒漂う門司港ホテル
▼人力車で観光することも可能だ
▼記念館や歴史的建造物も多い
▼バナナの叩き売り発祥の地でもある
▼コンビニがレトロな街並と一体化