世の中にはきっと、理想のイヤホンに出会えない “隠れイヤホン難民” が大勢いると思う。かく言う私(佐藤)もイヤホン難民だ。「コレだ!」というものに出会ったと思ったら、思わぬ使い勝手の悪さや不調に遭遇してしまい、「お前も運命のイヤホンではなかったか……」と落胆する日々。一体全体どこにある! 俺を納得させてくれる逸品はどこにあるのかーッ!
・低価格ワイヤレスイヤホン
という訳で、理想的なイヤホンを手に入れるための旅に出ることにした。最近はBluetooth接続できるイヤホンが想像以上に安価で販売していることに気づき、さっそく1品購入してみた。その商品とは、『SoundPEATS ワイヤレス スポーツ ヘッドセット QY7』である。価格は安い君だけど、実は俺の運命イヤホンだったりするのかー!?
・「power beats2」が言うこときかない……
最近まで私は、2015年アップルラッキーバッグでゲットした、『power beats2』を使用していた。この商品は正規の販売価格が2万600円もする代物で、運動をするときに使用するのに最適だった。ところが、私の使い方が悪かったらしく、再生をストップするボタンを押すと、電源が落ちてしまい、充電するまで電源が入らないというおかしな状態に。充電残量に関係なく、充電しないと起動しなくなったのだ。
・『JayBird』はイヤーチップが……
その前は、2014年のラッキーバッグで手に入れた、『JayBird BlueBuds X』を使っていた。こちらも運動向きではあったのだが、イヤーフックとイヤーチップが取れやすかった。これらはサイズがとても小さいため、路上で落とすと発見が難しい。実際に横断歩道で落として、道端で探し回る羽目になったことがある。
さらに厄介だったのは、市販のイヤーチップで代用できないことだ。イヤーチップをなくすと使用することが難しくなってしまう。『power beats2』も『JayBird BlueBuds X』も音はかなり良いのだが、私の場合は長く使用することが難しかった。
・ワイヤレスで2699円!
それならいっそ、安物でもいい。長く使えるものが欲しいということで、今回『QY7』を購入してみたのである。まず最初に、ありがたいと思うのが価格である。アマゾン価格は2699円ときた! 安い!! ワイヤレスなのにこの価格はうれしい。以前はワイヤレスイヤホンはもっと高かったのに、こんなに安く買える時代が到来するとは……!!
・パーツ充実
次にパーツが充実している。イヤーチップ4個、イヤーフックが10個も付いている! フック10個もいらねえだろうとは思うが、失くしやすいパーツが余分に入っているのは心強い。特に私の場合は、以前のイヤホンでチップを失くしまくって、ちょっとトラウマになってるからな……。
・装着感も悪くない
そして装着感。こちらも悪くない。タイプとしては『JayBird』と同じく、イヤーフックで耳の中で支えるタイプ。わりとしっかり固定され、跳んだりしても外れる気配がない。運動時にも十分安定しそうだ。
・音は価格相応
最後に音だ。音はまあ、3000円以下なのでそこまでぜい沢は言えない。音のメリハリが若干弱く、こもったような印象がある。可能ならば、音楽再生アプリで高音を補ってやった方が良いだろう。幸いなのが、周りの音を結構遮断してくれることだ。かなり音楽に集中できる。
ワイヤレスイヤホン未体験の方にもオススメできる今回の一品。3000円以下でこのクオリティなら悪くないはずである。
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼アマゾンでの販売価格2699円。「SoundPEATS ワイヤレス スポーツ ヘッドセット QY7」の赤
▼パーツが充実していて安心
▼ケース
▼本体
▼音は若干こもっているような印象を受けるが、音楽再生アプリのイコライザーで十分カバーできる