2015年11月16日昼過ぎ、宮城県の仙台空港に個人所有の小型プロペラ機が胴体着陸したと、 毎日新聞などが報じた。搭乗していたのは2人。両者に怪我はなく、火災も発生していないとのことなのでまずは一安心だ。
胴体着陸といえば、着陸後に飛行機が大爆発したり滑走路を斜めに横切って停止したりするイメージがある。実際のところはどんな感じなのだろうか。そこで今回は、「胴体着陸時の飛行機内部の映像」を紹介したい。
・胴体着陸時の飛行機内部の映像
この映像は、2005年グアム国際空港で発生したノースウエスト航空の胴体着陸事故の際、撮影されたようだ。最初は問題なく空を飛んでいる様子を映している撮影者。おそらくこの時点では、その後の悲劇のことなんて予想もしていなかっただろう。しかし、映像は途中から飛行機内部の混乱に切り替わる。
・鳴り響く轟音
グゥゥゥォォオオオ!! という轟音が鳴り響く中で、繰り返し聞こえる叫び声に内部の混乱が伝わってくる。機内が相当揺れているのか、映像のブレが凄い。思わず乗客たちの無事を祈ってしまう。
・無事着陸と思いきや……
なんとか無事に着陸した飛行機。安心からか乗客たちが話している様子が見受けられるが、危機はまだ脱していなかった。機内や脱出口には、煙が立ち込めていたのである。
ようやく撮影者が脱出し、飛行機の全体像が映し出された時、私は思わず言葉を失ってしまった。飛行機の姿が胴体着陸の激しさを物語っていたからだ。飛行機の大きさに違いはあるが、今回の仙台空港で胴体着陸した2人が無事でよかったと思わずにはいられない。
▼胴体着陸の映像は0:56〜