2015年も残すところあと1カ月と少し。北海道には間もなく極寒の冬がやってくる。だがしかし、寒いだけで終わらないのが北海道。雪まつりやウインタースポーツ、そしてグルメなど、楽しみもいっぱいだ。
そして、冬を知らせる食材のひとつに『タチ』がある。いわゆる「タラの白子」なのだが、これを味噌汁に入れて食べるのが北海道の冬の風物詩なのだ。本州の方から見ると珍しいと言われる「タチの味噌汁」。ここで簡単にご紹介しよう。
・スタンダードとなっている理由
まず、この味噌汁がスタンダードとなるにはワケがある。その理由は、 “ 安くて、ウマくて、簡単 ” だからだ。格安で購入出来るうえ、白子のまろやかな食感が楽しめて、しかも簡単に作れるとなれば、定番になるのも当然である。
・タチとは
そもそも、タチを知らない方のために簡単に説明すると、主に北海道や青森で獲れる、スケソウダラの白子のこと。北海道では、寒くなる10月の終わり頃からスーパーで当たり前のように販売されている食材だ。
え!? 白子って超高級じゃない? とお思いの方もいるだろう。しかし、一般的に高額な価格で販売されているのは「マダラ」の白子。北海道で販売されている「スケソウダラ」の白子はマダラに比べ格段に安く、100グラム150円以下で購入出来る。
・鍋でお湯を沸かす時間 + 10分ほどで出来る
作り方は超カンタン。水で洗ったタチを味噌汁に入れて火を通すだけなのだ。今回、試しに筆者も作ってみたのだが、鍋でお湯を沸かす時間プラス10分ほどで出来上がった。
・是非食べてほしい逸品
食べてみると、白子の風味が味噌汁にしっかり滲み出ていて、食感も超絶クリーミーで、ウマァァァアイ! これぞ北海道の冬!! マジで自画自賛ものの完成度である。
この「タチの味噌汁」、冬の北海道では回転寿司屋などでも食べることが出来るゾ! 北海道にお住いの方はもちろん、観光で訪れた方にも是非食べてほしい逸品だ。
Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.
▼スーパーでタチを購入。
▼洗って……
▼味噌汁に投入!