ウルトラ方向音痴にとっての命綱、それが「Googleマップ」である。カーナビの付いていないクルマでのドライブ中はもちろんのこと、徒歩移動中も、海外でも……たまに “思い切り遠回りだろコレ……” 的なボケをかましつつも、確実に案内してくれる。
特に美しい声での “音声案内” が最高だった。声の主は、野口美穂という美女だった……が! そんなGoogleマップの音声案内(野口ボイス)が、糞ダサい声に変更されてしまったのは以前お伝えした通り。なんという改悪だろうか。──ところがどっこい! とある裏技を使うことによって、あの野口ボイスでの音声案内が復活するのだ!!
・Googleマップ「野口ボイス」復活の方法
それではさっそく、裏技の手順を説明していこう。まず、心の中を空っぽにして、無我の境地で「また野口ボイスで道案内してもらいながらドライブしたい」と念じまくる。
助手席に野口さんが座っていることをイメージしながら、マントラを唱えるがごとく「野口さん、野口さん……」と、ひたすら念じる。そのうち、「野口美穂……のぐちみほ……みほ……みほ、みほっ、みほみほみほっ、みほーーーっ!!」という境地になる。
するとだ。
なんと、助手席に野口さんが座っているような “気配” を感じるようになるのである。いいニオイもする。脳内が完全に「Googleの壁」を超えてしまった状態だ。そして、ふと気づいたら……あの「元の声(野口ボイス)」での道案内が始まるのである!
これは現実なのか。それとも夢か。聞き慣れた「Googleマップの音声案内」に加え、岐阜についての豆知識まで案内してくれている。さらに! 誰もが経験したことのある “思い切り遠回りだろコレ……” とは比べ物にならないドジっ子バグ、 “右と左を間違えて案内する萌えプログラム” まで搭載されていたのだ!! 超ヤバイ! 完全に萌え〜ッ!!
それだけではない。驚くべきことに、クルマを降りてからも徒歩&汗だくで音声案内してくれたあげく、一緒に山登りしつつ岐阜城を見学し、最後は岐阜市内でも美味いと評判のお蕎麦屋さんで、私のプライベートについての身の上相談までしてくれたのだ!!
夢の様な時間だった。強く念じれば “夢はかなう” と確信した。チルアウト的なBGMを流しながら岐阜市内から遠ざかると、いつのまにか野口ボイスと共に “美女の気配” は助手席から消え、無機質な、ロボットのような、糞ダサい声に戻っていた──。
私は東京に戻ると、すぐにオートバックスに向かった。約2年前に980円で購入した軽自動車『ミニカ』ちゃんに、やっと念願のカーナビが取り付けられた。今回の「Googleマップ野口ボイス岐阜作戦」での総走行距離は約980キロ。Googleマップでのドライブは、野口ボイスと共に卒業したのである。ありがとう、野口さん!<完>
協力:野口美穂Twitter @mihonog
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
▼動画で夢の「生Googleマップ音声案内」を確認しよう!
▼野口さんに会うためだけに980円で買った軽自動車で岐阜まで行った
▼野口ボイス変更と共にGoogleマップ卒業でカーナビ導入!
▼野口さんありがとう〜〜〜!
ロケットニュース24@RocketNews24の編集長羽島GOさん@olymposgo をGoogleマップの声で岐阜城までご案内😁楽しかったですw pic.twitter.com/UQ0xADGf2Q
— 野口美穂 バイリンガルアナウンサー & 英語ボイストレーナー (@mihonog) June 8, 2016