かなり加熱した「ポケモンGO」も、ひと段落した感がある。大きな公園には相変わらずプレイヤーが足を運んでいるようなのだが、レアモンスターの出現ポイントは限られており、それ以外の場所では、モンスターを見つけることさえできないケースが多い。
そんななかで、いつまでも熱を上げているヤツがいる。当編集部でも数人が相変わらず夢中になっており、そればかりか30歳を超えたオジサンたちがのぼせ上がり、「ついに課金したーー!」とか、「俺も課金してーーーッ!!」とか騒いでいる有様。いかがなものだろうか?
・ポケモンしすぎて生活リズムを崩す
私(佐藤)から言わせれば、ほどほどに遊んでこそゲームである。他人に迷惑をかけないのはもちろんのこと、自らの生活リズムを崩してまで遊ぶものではないと思う。特に、もっとも熱を上げているサンジュンは、初週に熱中しすぎて、熱中症になるという、笑えない状態に陥った。
実にだらしない。それくらいの勢いで、仕事にも熱を入れて欲しいものだと、思わざるを得ないのである。そんななか、和才とYoshioが課金していたことが判明。
・じゃあ俺もーーー!
課金してポケコイン(それぞれ2400円分)を購入し、レアアイテムの “ふかそうち” を買いそろえて「工場の完成!」と喜んでいる。34歳のオッサン2人が超得意げなのだ。特にYoshioは自ら課金する決断をすることができなかったクセに、和才が課金しているとしるや否や「じゃあ俺もーーー!」と便乗した格好だ。情けない、小学生レベルの決断力である。そしてこの笑顔だ。
私は彼らと共に仕事をしてきて数年経つ。いまだかつて、これほどまでに自信にあふれた笑顔を見たことがない。
たかがゲームに課金したくらいで、金メダルでも獲ったかの喜びようである。
人はこの程度で、これほどまでに輝けるものなのだろうか?
・仕事中に体力温存、風呂に2回入る
それだけではない。問題はサンジュンだ。サンジュンは熱中症になって懲りているのかと思ったら、全然懲りてない。仕事から帰ると、まずひとっ風呂浴び、それから自転車を30分飛ばして近隣のジムを4つ制覇し、再び家に帰ってまた風呂に入るそうだ。
このクソ暑いのに、どこにそんな情熱を秘めているのか。いや、それだけじゃない。仕事中には余力を残しておいて、就業後のジム戦に備えているのである。その情熱を仕事に使えよ……。そんなサンジュンは課金したくて仕方がないのだが、ガマンしている。だから、先んじて課金されたことが悔しくて、この有様だ。
まるでオリンピックの決勝で、金メダルを逃したかのような悔しがりようだ。仕事でも悔し涙を流したことがないクセに、課金するかしないかで、こんなにも悔しがるものなのか?
・課金自慢はいかがなものか?
ちなみにサンジュンは仕事中にしょっちゅう、「ちょっと出てきま~す」とか言って、ポケモンGOをやっている疑いがあるのだ。とにかく、課金してまでゲームを進め、なおかつそれを自慢する人はいかがなものだろうか?
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
仕事を怠けるサンジュン発見 pic.twitter.com/cr0K2SqJZX
— 世界の佐藤 (@Foodqueensatou) August 8, 2016