すき家といえば、牛丼チェーン店である。大手3社(すき家・吉野家・松屋)のなかでも、比較的価格が安く、利用している人も多いはず。そのすき家に1080円もする牛丼があるのをご存じだろうか?
群馬県高崎市のスズラン百貨店高崎店で、この「すき家謹製 和牛弁当」を販売している。すき家で1000円オーバー! 通常の牛丼は並盛で350円。その約3倍もするとは……。ってことはつまり3倍ウマいんだろうか?
・2016年2月オープン
お店はスズラン百貨店の地下1階にある。百貨店はJR高崎駅から徒歩約10分のところだ。この店舗がオープンしたのは、2016年2月のことである。
結構話題になったから、オープン半年を経た今でも混雑しているのかな? と思ったが、そうでもなかった……。
・10分程度かかる
さて、早速注文。和牛弁当を注文すると、「10分くらいお待ち頂きます」とのことだった。調理方法も他のすき家と違うらしい。小さなお店ではあるが、イートインスペースもあるので、出来たてを提供しているようである。しばし待つと、持ち帰る用の大きな紙袋に弁当を入れて出してくれた。紙袋がデカすぎる……。結構な荷物になるので、ビニール袋に入れ替えてもらって、持ち帰った次第だ。
袋の形状はどうでも良いとして、問題は味だ。持ち帰って箱を開けてみると……お! やっぱ普通の牛丼と全然違う。ご飯のうえには、隙間なく黒毛和牛が敷き詰められている。ご飯の “白” が1ミリも見えない。
・肉はウマいけど……
肉を一口食べてみると、やや甘めの味付け。肉の旨さがしっかりとしている。さすが1000円牛丼だ。肉だけ食べれば、たしかに満足度が高いと言えるだろう。
当編集部の中澤にも味見してもらった。彼に率直の感想を求めると、あまり反応は良くない、彼が言うには、「肉は良いがご飯が気になる」そうだ。
・ご飯も何とかして欲しい
ご飯が通常のすき家の牛丼と変わらないという。たしかに、肉には力が入っているものの、ご飯は普通。肉の味が際立つだけに、かえってご飯の味が足を引っ張ってしまっている気がする。とはいえ、ここだけでしか食べられない味。高崎に行った時には、1000円牛丼をチェックしてみてはいかがだろうか。
・今回訪問した店舗の情報
店名 すき家 スズラン百貨店高崎店
住所 群馬県高崎市宮元町13-1 高崎スズラン本館地下1F
営業時間 10:00~19:00
定休日 スズラン百貨店に準ずる
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24