年の暮れになると、「●●トップ10」といったランキングや特集が発表されるが、世界最大のエンタメ検索サイトIMDbで、「2016年に最も検索された映画トップ10」が発表されたので紹介したい。
そして、海外エンタメライターである筆者が、ランキングだけでなく、それぞれの作品についてウンチクを垂れながら語ってみたいと思う。
10位:『ターザン:REBORN』
名作アニメ映画『ターザン』を、『ハリー・ポッター』シリーズのデヴィッド・イェーツ監督が実写版に再現。主役ターザンを演じた、スウェーデン出身のイケメン俳優アレキサンダー・スカルスガルドが、映画のために鍛え上げた肉体が「スゴすぎる!」と、‟鼻血ブー” 状態になった女子が続出したようだ。
9位:『ウォークラフト』
本作は、ファンタジーアクション・アドベンチャー大作で、CGを駆使したバトルシーンが満載だ。『ロード・オブ・ザ・リング』や『ナルニア国物語』などが好きな人なら、絶対にハマる作品に違いない。
8位:『ゴーストバスターズ』
1984年に大ブームを巻き起こした、同名映画『ゴーストバスターズ』のリブート版。今回は、前シリーズでお化け退治に挑んだ科学者チームを、男性から全員女性に一新したことで大きな話題をさらった。
7位:『マグニフィセント・セブン』
日本を代表する黒沢明監督の『七人の侍』を、アメリカ西部を舞台に西部劇に仕上げたのが『マグニフィセント・セブン』だ。韓国の人気俳優イ・ビョンホンも出演しているぞ!
6位:『ジャングル・ブック』
本作は、名作アニメ『ジャングル・ブック』の実写版で、CGを駆使した動物たちが超リアルだと話題に! 公開日が近かった『ターザン:REBORN』が大人向けなら、こちらは家族で楽しめる1本と言ったところだろうか。
5位:『X-MEN:アポカリプス』
X-MEN誕生を描いた『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』に始まる、新トリロジーの最終章となるアクション大作。この新シリーズは1970~80年代が舞台になっているため、レトロ感あふれるコスチュームや設定が見どころだ。
4位:『デッドプール』
デッドプールは、アメコミ・ヒーローのなかでも異彩を放つ悪童キャラとして知られ、本作では己の復讐のために、抱腹絶倒のパロディネタを織り交ぜながら、デッドプールが大暴走する様子が描かれる。今までのアクションヒーロー映画とは、大きく一線を画すほど笑いの要素がテンコ盛りで、全米で大大ヒットとなった。
3位:『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』
正義の味方バットマンとスーパーマンが対決するという、奇想天外なストーリーが話題を呼んだ本作。しかし、あまりにも作品のトーンがダークすぎて、ファンからは「コメディ要素が足りない!」と、ネガティブな声が多く上がっていたようだ。筆者も、その意見には賛成である。
2位:『シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ』
マーベル・コミックの大ヒットシリーズ『キャプテン・アメリカ』の第三弾。最強チーム “アベンジャーズ” が意見の対立から2つに分裂し、それぞれが信じる正義を胸に、壮絶な戦いを繰り広げることとなる。『アベンジャーズ』シリーズのファンは、どっちを応援すれば良いのか悩んでしまうに違いない。
1位:『スーサイド・スクワッド』
減刑を目的に悪党集団がチームを結成して、悪に挑む大ヒットアクション超大作。前評判が高かった大注目作だが、公開後の評価がイマイチだったことでも話題を集めた映画だ。筆者も超楽しみにしていた作品だったのだが、鑑賞後に、かなりガッカリしてしまったことを付け加えておきたい。
トップ10のうち1~5位がアメコミ・ヒーロー作品が占めるとは、最近のアメコミ大ブームを反映した結果となったようだ。2017年は、一体どんな作品が注目を浴びるのか楽しみである。
参照元:YouTube、IMDb、Entertainment Weekly(英語)
執筆:Nekolas
▼10位:『ターザン:REBORN』
▼9位:『ウォークラフト』
▼8位:『ゴーストバスターズ』
▼7位:『マグニフィセント・セブン』
▼6位:『ジャングル・ブック』
▼5位:『X-MEN:アポカリプス』
▼4位:『デッドプール』
▼3位:『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』
▼2位:『シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ』
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▼1位:『スーサイド・スクワッド』