最近は日本でも、KY(空気読めない)に始まりJK(女子高生)など、言葉やフレーズをアルファベットの短縮形で表すことが多くなった。
知らなければ「一体何のこと!?」と思ってしまうが、現在ネットでは、‟Om Telolet Om” という言葉がシェアされまくっているのだ! 世界に名だたる人気DJにも大人気と言う言葉は、どうやら ‟バス” に関係しているようだぞ!!
・‟Om Telolet Om” って何!?
「Om Telolet Om」は英語ではなく、もともとは、インドネシア共和国から流行り出した言葉だという。同国では、ローカルバスのクラクションがドライバーによってカスタマイズされていて、その音色を聞くために、バスが通り過ぎると「Om Telolet Om!」と叫ぶようになったことに由来している。
その様子を収めた動画では、呪文のように「Om Telolet Om!」と叫んでバスがクラクションを鳴らしてくれると、道路脇に立った若者たちが拳を振り上げてヤンヤの喝采となり、ちょっとしたお祭りのような雰囲気に!
・バスのクラクションの音が大人気に!!
なかには、クラクションの音を聞きたいばかりに、バスが来るのを道で ‟入り待ち” する人もいて、「クラクションを鳴らして!」と書いたサインを掲げて道に立ち尽くす人もいるのだとか。インドネシア語で、‟Om” は「年配の男性」を意味し、‟Telolet” はクラクションの音を表しているのだそうだ。
・世界の名だたる人気DJから火が点いた!
そんな動画を見た世界に名を馳せる人気DJ達が、バスのクラクションをサンプル音源として取り入れだし、Twitterで「Om Telolet Om!」と投稿し始めたことから、トレンドになったという訳である。
オランダ出身のFirebeatz(ファイアビーツ)は、YouTubeの公式ページにインドネシアのバスの動画を投稿し、2016年11月に来日したばかりのエレクトロ・ミュージック界のプリンス、Zedd(ゼッド)も「Om Telolet Om!」とツイートしている。
‟Om Telolet Om” との言葉を聞いて、「何それ!?」と反応していたら、時代遅れな人間だと思われてしまうかも!? それにしても、最近は短縮形の言葉や新しい流行語が次々に生まれて、追いつくのが精一杯である。
参照元:YouTube、BBC、Mirror(英語)
執筆:Nekolas