ここ数年、日本にも深刻な影響をもたらしている中国の大気汚染。2017年も新年早々から視界の悪さの影響で欠航便が多発し、各地で高速道路が閉鎖。北京の汚染指数は、最悪レベルの「危険」を上回る「指標超」の状況が続いた。
それを聞くと、今から黄砂が飛び交う春先に向けて不安しかないが、追い打ちをかけるようにひとつの映像が世界を震撼させている。タイトルは「Beijing Airpocalypse Arrival」。これは北京の地獄絵図を収めたものである。
・スモッグに覆われる街
動画はタイムラプスで撮影されており、20分を10秒弱でまとめてある。一見、普通のビル街が映し出されるが、思わず目を疑ってしまうのは次の瞬間! 画面奥からモヤモヤと霧のようなスモッグが立ち込めてくると、想像を絶する光景になる。
というのも、全く前が見えないほど視界が悪化。完全に街がスモッグで覆われてしまい、もはや人が住める場所ではなくなってしまうではないか。20分での劇的変化ということも信じられないが、スモッグの濃度はゾッとするどころか震えが止まらず。まさに地獄としか言いようがない。
・今後も要警戒
ましてや日本に飛んでくることを考えたら卒倒レベル。ここまで深刻化しているのか……改めてそう思わずにはいられない。体内に吸収されやすく、人体に悪影響を及ぼす「PM2.5」。今でこそ、西日本では天気予報で取り上げるのも日常的な光景となったが、今後はさらなる警戒が必要になりそうだ。