1899年の創業以来、牛丼界の絶対的エースとして君臨する吉野家。売り上げや店舗数は他のチェーン店に追い抜かれたとしても「やっぱり牛丼は吉野家が一番ウマい」という人も多いのではないだろうか? 

かくいう筆者もその1人で、カレーなどのメニューはともかく牛丼だけは吉野家こそが至高だと確信している。「吉野家 = 牛丼」「牛丼 = 吉野家」なのだ。だがしかし……つい先日のこと、その牛丼をも遥かに凌ぐ激ウマ隠れメニューを発見してしまった。それが吉野家の店舗限定・数量限定の「煮玉子」である。

・店舗限定発売

「吉野家のたまご」といえば、元々は生たまごが定番であった。「牛丼・みそ汁・生たまご」はいわゆる黄金トリオ的な存在で、その安定感はまさに横綱級。普通に食べても十分ウマい牛丼が、体感で1.5倍ほどウマく感じる有能なオプションである。

それがいつしか「半熟たまご」が登場するようになり、「生たまごはどうしても苦手」という人も “たまごオプション” の恩恵を受けられるようになった。そして近年、店舗限定でひっそりと登場したのが、今回ご紹介する『煮玉子』(税込100円)である。

・煮玉子が誕生した経緯

調査によるとこちらの煮玉子は当初、吉野家のちょい飲み業態「吉呑み」だけで展開されていたものらしい。牛丼の汁で味付けされた煮玉子があまりにも評判が良かったため、吉野家へ昇格した……という話のようだ。

ではなぜ店舗限定・数量限定なのか? これは推測になるが、どうやら煮玉子は調理がとても面倒なようである。というのも、取材のため2回に渡り煮玉子を注文したが、いずれも「お時間かかりますが?」と断られた上、実際に7~8分ほど時間がかかった。

カウンター越しに厨房を覗いていると、下味が付いたゆでたまごを小鍋でさらに煮込んでいるようだ。もちろん、小鍋の中は牛丼の煮汁である。つまり「100円にしては手間かかりすぎ!」という理由で、店舗限定・数量限定メニューなのであろう。

・ウマすぎ、ウマすぎ、& ウマすぎ

さてそのお味だが、マ・ジ・で! これが超絶品!! 超半熟トロトロ食感だけでも高得点なのに、“あの牛丼の煮汁” で味付けされててマズいわけがない! ブラボー!! 吉野家ブラボー! 手間がかかるメニューだから若干気が引けるけど、これからも注文しちゃうよ吉野家の煮玉子ォォォオオオオ!!

というわけで、運良く煮玉子を提供している吉野家に遭遇したら、迷わずに注文することをオススメする。マジで絶品だぞ!

参考リンク:吉野家
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼単品で提供されるぞ。

▼そのまま食べてもいいが、牛丼の上にオンするのがオススメだ。

▼どや! 運良く見かけたら、絶対に注文してみてくれよな!!