性的少数者を指す言葉として知られるLGBT。同性愛者のレズビアン(L)やゲイ(G)、両性愛者のバイセクシュアル(B)、心と体の性が一致しないトランスジェンダー(T)の頭文字をとったものであることはご存知の通りだ。
あらゆる国でLGBTの理解を深める活動が増えているなか、2017年7月31日にネットで公開された同性愛を主題にした短編アニメが、瞬く間に驚異の再生回数を記録。現在、世界中で大きな注目を浴びている。
・LGBTを主題にしたコンピューターアニメ
短編アニメのタイトルは『In a Heartbeat』だ。これは、2016年12月にクラウドファンディングサイト「Kickstarter」で資金を募ったところ、目標の3000ドルを大きく上回る約1万4000ドルが集まったことで完成した作品である。
制作したのは、米フロリダ州の大学でコンピューターアニメーションについて学んだエステバン・ブラボさんとベス・デイヴィッドさんの2人。「Kickstarter」によると、この短編アニメは2人の4年間の集大成であり、コンピューターアニメでは掘り下げられていない主題だという。
・有名アニメ映画に引けを取らないクオリティー
確かに、大手アニメプロダクションでLGBTを主題にした作品は少ない。そんななか、約4分となる本作は有名アニメ映画に引けを取らない音楽や映像のクオリティーもさることながら、男性同士の恋の行方がたいへんポップかつ感動的に描かれている。
2017年8月4日現在、公開からまだ4日間ほどしか経っていないにもかかわらず、なんと再生回数は1450万回を突破! 作品の素晴らしさと、同性愛への関心の高さが表れた結果といえよう。まだ見たことのない方は、ぜひ1度ご覧になってみてほしい。きっとその人気の理由がわかるハズだ。
参照元:YouTube、Kickstarter(英語)
執筆:K.ナガハシ
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