最近、企業による自虐プロモーションが流行っているらしい。2017年いっぱいで閉園する九州のテーマパーク・スペースワールドは「なくなるョ! 全員集合ーーー!!」と超ポジティブに自虐ネタを披露し、カップラーメンの日清は「黒歴史トリオ」で話題を集めた。

そんな中、いまTwitter上で話題になっているのが『ノザキのコンビーフ』でお馴染みの川商フーズ株式会社による自虐キャッチコピーだ。合計4つの自虐コピーが披露されているのだが、どれも秀逸だと評判なのでご紹介したい。

・公式ツイッターの投稿

同社のホームページによると、国産コンビーフ第1号として誕生したというノザキのコンビーフ。その歴史は古く、戦後間もない1948年にビン詰めで発売されている。ちなみに当時の野崎産業(現・川商フーズ)が製造を手掛けたことから、今でも “ノザキ” の名が残っているようだ。

それはさておき、話題となっている自虐キャッチコピーは、2017年9月12日にノザキのコンビーフ公式Twitter(@nozaki1948)が投稿したもの。投稿によると “中の人” が朝の情報番組で自虐キャッチコピー特集を見たらしく、それに触発されてしまったとのことである。

それでは以下で、ノザキのコンビーフの自虐キャッチコピーをご覧いただこう。

ぶっちゃけ肉より高い

パッケージから得られる商品の情報、ほぼゼロ

開け方、初見殺し

コンビーフで作って旨いものは、大抵シーチキンでも旨い

※シーチキンははごろもフーズの登録商標です。

いかがだろうか? なんとも見事な自虐っぷりで、他人が言ったら単なる悪口である。どれもこれもノザキのコンビーフの弱点を完全に見抜いており「さすが公式……!」と納得の、逆にあっぱれな自虐キャッチコピーといえるだろう。

このツイートは大きな話題を呼び、投稿から6時間足らずで2万リツイート以上を記録するなど、盛大に自虐キャッチコピーが拡散している。

また、同投稿に記された「#自社製品を自虐してみた」のタグは流行の予感がビンビンするから、興味がある人はチェックしてみてはいかがだろうか? もちろん、ノザキのコンビーフもぜひ食べてくれよな!

参考リンク:Twitter @nozaki1948ノザキのコンビーフ
イラスト:ノザキ(ノザキのコンビーフ)【公式】 ,used with permission.
執筆:P.K.サンジュン

▼こちらが話題の投稿。「#自社製品を自虐してみた」は流行の予感……!

▼なお、「シーチキン」ははごろもフーズの登録商標だぞ。

▼有吉さんや竹山さんも反応している。