流行りのフィギュアは嫌いですか? 全国9000万人の『天空の城ラピュタ』ファンの諸君、朗報があるので聞きたまえ。ラピュタに欠かせない名脇役、いや名兵器・ロボット兵のアクションフィギュアが、バンダイから発売されることになった。本日2018年5月10日から予約受付開始である。
ロボット兵のフィギュア自体は過去に発売されており、今回はメカニカルクリア仕様での再登場となる。ファンなら絶対ゲットしておきたいところ……なのだが、話はそれだけでは終わらない。なんと、我らがムスカ大佐がアクションフィギュア化して付属されるのだ! ハッハッハッハッハッ!!
・ジブリのフィギュア
スタジオジブリ作品に登場するメカを、精巧に立体モデル化した「想造ガレリア」シリーズ。その最新作として登場したのが、先述の「ロボット兵&ムスカ」だ。内部構造が透けて見えるロボット兵は全高約118ミリ。可動箇所は全身で57カ所以上もあるとのこと。
・難点:面白すぎる
しかし、そのロボット兵の存在感をすべて奪い去る勢いなのが、付属の「フル可動ムスカ」である。ジブリ作品史上初となるキャラクターのアクションフィギュアに、なぜムスカが選ばれたのかも謎だし、そもそも「フル可動ムスカ」という響きの時点で反則だろう。未来のラピュタ王の前で大変失礼だが、そんなん面白すぎますやん。
公式サイトによる冷静な解説も面白さに拍車をかけているため、以下で少し引用したい。
「全高約70mmと小さいサイズだが、そこにムスカの魅力を凝縮。全身に15箇所の可動機構が設けられており、愛用する丈の長いジャケットは、脚部の動きを邪魔しない軟質素材を使用。ロボット兵との組み合わせをはじめとした、多彩なポージングを楽しむことができる」
素晴らしい! 最高のフィギュアだとは思わんかね!? しかし、こんなのものはまだ序の口。バカどもにはちょうどいい目くらましだ。さらに笑うのが、不敵に笑う表情と感情を表に出して叫ぶ表情の、2種類の頭部パーツが付属するという点である。
・あの名シーンも
なんという自由度。平手状態のハンドパーツと組み合わせることで、かの有名な「目がぁ~! 目がぁ~!!」のシーンを再現することも可能だという。正直、ネット民のおもちゃになる未来しか見えないが、ぜひ一家に一ムスカといきたいところだ。
・買いたまえ
主役にもかかわらず、ムスカにすべて持っていかれたロボット兵には同情を禁じ得ない。しかし、欲しくないのか? と聞かれたら、3分間待ってもらうまでもなく欲しいと答えるだろう。税込8100円と決して安くはないが、ムスカ、いやロムスカ・パロ・ウル・ラピュタのファンなら必ず買いたまえ。ハーッハッハッハッハッ!
▼あくまで主役はロボット兵である