牛丼チェーンといえば吉野家・松屋・すき家のいわゆる御三家が思い浮かぶが、あなたは覚えているだろうか? かつて「東京チカラめし」という期待の新星がいたことを。『焼き牛丼』なる斬新なスタイルで、牛丼界に旋風を巻き起こしたニューカマーがいたことを。
その後、一躍人気チェーンへと急成長した東京チカラめし。しかし、現在では店舗数も減り、話題に上ることも少なくなった。そんな中、東京チカラめしが期間限定で『焼き牛丼』を280円で販売するという情報をキャッチ! その圧倒的な安さに引かれた私(あひるねこ)は、数年ぶりにお店を訪れることにしたのである。
・チカラめしで280円セール
本日2018年6月7日から4日間、東京チカラめしは通常450円の『焼き牛丼(並盛)』を、創業当時の価格280円で販売する。ていうか、今はそんなに値段が上がっているのかと軽く驚きつつ、新宿歌舞伎町にある店舗に入ってみた。チカラめしに来るのは、おそらく5~6年ぶりだ。
・数年ぶりに入店
チカラめしの牛丼は、煮込んだ牛肉ではなく焼いた牛肉を使っている。このウマさで280円!? と、当時はかなり衝撃だったな。が、今回もやはり清潔感に欠ける店内が気になった。こういう部分も人気が落ちた原因の一つだと思うのだけど……。ただ、店員のおばちゃんは元気で感じが良かったぞ。
・久々の再会
さあ、数年ぶりの『焼き牛丼』だ。うわぁぁぁあああ! なつい! 懐かしすぎる!! そうそう、こんな見た目だった。紅生姜の代わりにガリだったり、カットレモンが入ったお冷のポットだったり、もうすべてが懐かしいぜ。そして、これで280円は安すぎるだろ!
・普通にウマい
味が落ちた──。東京チカラめし低迷の理由として、周囲でもっともよく聞かれた意見がこれだった。では、現在はどうなのか。率直な感想として、これをまずいとはまったく思わない。焼いた牛肉に甘辛なタレを絡ませ、ご飯にのせる。ある程度のおいしさは保証されているようなものだろう。
でも、自分の記憶だと昔はもっとおいしかったような気がするんだよな。肉質? タレ? いろいろと原因はあるのだろうが、初めて食べた時の感動はそこにはなかった。正直、これを食べて「吉野家ピンチ!」とは思わないだろう。ただまあ、それでも普通にウマいぞ。激ウマ! ってほどではない、って話だ。
・セールは6月10日まで
東京チカラめしの公式サイトを見て、現在の店舗数に驚いてしまった。当時はあちこちにあったイメージだが、今では全国に10店舗しかないのだ。そのうち、今回のセールを実施しているのは以下の8店。
新宿西口1号店、新宿東口総本店、池袋西口店、大森町店、横浜西口1号店、柏西口店、海浜幕張店、新鎌ヶ谷店
店舗数は少ないが、牛丼280円が驚異の安さであることは間違いない。しばらく足が遠のいていた人も、これを機に再びお店を訪れてみてはいかがだろう。セールは6月10日までなので、忘れないよう注意してくれ。
参考リンク:東京チカラめし
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
▼これで280円とは!
▼サラダ付きでも350円
▼ああ、紅生姜の代わりにガリだったなー
▼カットレモン入ってたなー