もうすぐお盆がやってくる。休みを利用して帰省する人は多く、中には高速道路を使って長距離運転する人もいるだろう。そこで気をつけたいのが、このところ多発している「逆走による交通事故」だ。
一般道と違い、スピードの出る高速道路での事故は命に大きく関わる。なぜ高速道路を逆走してしまうの? 具体的に状況をイメージできない人もいると思われるだけに、NEXCO西日本の注意喚起動画をお盆前に見てほしい。きっとハッとさせられるはずだ。
・合流地点での逆走
動画では大きく分けて3つの逆走パターンが挙げられる。まずインターチェンジ付近で起きやすい逆走から解説が始まり、久しく運転していなかった年配が登場する。序盤こそ交通ルールに従って問題なく進むが、合流地点に差し掛かるといきなり逆走してしまう。
方向を意識するあまり、合流地点で一方通行に従わなかったことが原因だが、一歩間違えたら誰にでも起こりそうだからゾッとする。高速道路を長いこと使っていないと、うっかり間違える人も少なくないのだろう。
・目的地の出口を間違えたら?
そして目的地の出口を間違えてしまったケースも恐ろしい。仮に出口を間違えたとしたら、落ち着いて次のインターチェンジに行き、乗り過ごしを係員に伝えなければいけない。しかし、当事者になるとパニックに陥ってしまうこともあるようだ。
強引に降りようとして逆走し、入口から来た車や後続車と衝突。また、SA・PAで休憩したあとも注意が必要となる。気の緩みや眠気が原因の逆走も多発しているようだ。
・お盆前に見ておこう
どれをとっても明日は我が身。たった3分の注意喚起動画を見るだけで、安全に対する意識は大きく変わってくる。そして連休だと、道路上の混雑はどうしても避けられない。とにかく安全第一、無茶な運転は絶対にしないようにしよう。