完全に油断していた。先日発売された「かつや」の『全部のせカツ丼』が強力すぎたため、あれ以上はしばらく出ないだろうと思い込んでしまっていた。しかし……。現在発売中の『タレカツ丼』を頼んでみたところ、コイツもちょっと頭のおかしいヤツだったのである。
この商品の何がヤバイって、カツが3枚(梅)でも4枚(竹)でも5枚(松)でも、値段が一律で税抜590円なのだ。なら5枚いくしかないだろォォォオオ! と勇んで5枚注文したのはよかったが、まさかあんな化物が出てくるとは……。
・「かつや」のキャンペーンメニュー
2018年10月5日から始まった『タレカツ丼』キャンペーン。前回、先述の『全部のせカツ丼』に軽くシバかれた私(あひるねこ)は、なんとなくコイツをスルーしてしまっていた。でも、やっぱり行っておくか……と、最寄りの「かつや」に飛び込んだのが本日のこと。
・何枚でも値段は一緒
『タレカツ丼』は、カツの枚数に関係なく税抜590円というお得な価格設定が魅力だ。3枚でも5枚でも値段が変わらないのなら、当サイトとしてはマックス5枚に挑戦するのがジャスティス。すんませーん! 「松」でオネシャース!! すると……。
おい、なんかスゲーの来たぞ。
・見た目から強烈
丼からはみ出す勢いというか、遠慮なくはみ出しまくっているカツの山。なにこれ、樹木? その1枚1枚がどれも弁当で主役を張れるほどのビッグサイズだ。これは……やっちまったか?
・食べてみた
気を取り直して、まずはカツを1枚ガブリ。タレが染みることで、ややしんなりしながらもサクサク感が残った衣がウマい。肉は豚ではなく鶏ささみだが、厚くて柔らかいため物足りなさは特に感じなかった。というか、むしろ脂っこくなくてありがたい。
ご飯に手を付けることなく1枚を完食。丼を見ると、まだカツはたっぷり4枚も残っている。ふぅ、これをあと4枚か……。
・普通にウマい
とはいえ、しょうゆベースのタレとカツの相性はすこぶる良く、3枚までは余裕で食べられた。カツの下にキャベツなどの野菜が一切入っていないのは少々驚いたが、そこは漬け物で味のマンネリを防いでいく。ウマい! ウマいぞタレカツ丼!!
が、4枚目の途中でそろそろキツくなり始める。いくら鶏ささみでも、30代の胃にスマホサイズの揚げ物4個はなかなかクるぜ……。
・めっちゃキツイ
5枚目に至っては完全に蛇足。例えるならば、『デスノート』の L編以降である。4枚目で終わっていれば……! と思わずにいられない。満腹度は『全部のせカツ丼』の約1.5倍といったところか。
まあそれでも、全部食べたけどな。おかげで死にかけたぞ。向かいに座っていた50代くらいのリーマン客が5枚を頼んでたけど、果たしてあのおっさんは無事に生還できたんだろうか? 心配である。
・オススメは4枚
これだけのボリュームで税抜590円。コスパで考えると相当なものだろう。だが、やはりカツは4枚くらいにしておいた方がいい。最後までおいしく食べたいなら4枚だ。それ以上は食事というか、もはや戦闘である。一応、忠告はしたぞ。