昨年、2018年はややおかしかった。何がおかしかったかと言うと、日本中を巻き込むほどの大ブレイク芸人が出現しなかったことである。確かに「ひょっこりはん」はブレイクしたのだろうが、それ以前の「ブルゾンちえみ」や「みやぞん」と比べると、やや印象は薄い。
それでも2018年が不調だっただけで、今年も大ブレイクする芸人が出現する可能性は高いハズ。記者はお笑い通でもなんでもないが、今年は吉本クリエイティブ・エージェンシー所属の「EXIT(イグジット)」がブレイク最有力な気がする。それには大きく3つの理由があるのだ。
・チャラ男系漫才
2017年、それぞれ別のコンビでの活動を経て「りんたろー。」と「兼近大樹(かねちか だいき)」で結成されたEXIT。その芸風は “チャラ男漫才” で、両者ともにパリピ口調でネタを披露するのが特徴だ。
ぶっちゃけ、それなりに面白くてもチャラ男系芸人という理由だけならEXITがブレイクする確率は低いだろう。だがしかし、以下に述べる3つの理由から、記者は「EXITがブレイクする可能性は高いのでは?」と考える。
・理由その1: ゴッドタンにハマった
ここ5年以上、テレビ東京の「ゴッドタン」は「常に面白いテレビ番組トップ3に入っている」と確信している。番組の評価はさておき、ゴッドタンの「ほぼ無名の若手芸人を発掘する力」は本当にスゴい。
例えば「三四郎」も「おかずクラブ」もゴッドタンへの出演を機にブレイクを果たしている。稀に外す芸人はいるものの、EXITは「今年もっともゴッドタンにハマった若手芸人」といっても過言ではなく、それだけでブレイクの兆しは大だ。
・理由その2: 隠しきれない人柄の良さ
チャラ男漫才ではあるものの、りんたろーは老人ホームで介護のバイト、兼近はベビーシッターのアルバイトをしているという。また、ゴッドタンへの出演を機に子供向け番組「おはスタ」にも出演するなど、チャラ男らしからぬエリアに活動を広げている。
その理由はズバリ、2人からにじみ出る「人柄の良さ」にあるのだろう。ネタ番組からブレイクというよりは、バラエティ番組や情報番組から世間に知られていくのではなかろうか。
・理由その3: 兼近が超イケメン
ボケ担当の兼近は “超” が付くほどのイケメンだ。女性人気に火が付く可能性は高く、ブレイクのきっかけにはなるだろう。さらに男が見ても嫌味じゃない雰囲気と、ピシッとした腰の低さも好印象だ(ネタの時は違うが)。男を敵に回さないイケメンは強い。
以上の理由で「2019年はEXITがブレイクするのでは?」と推測する。一般的に大ブレイクする芸人は流行語大賞レベルのギャグを持っているが、EXITに関しては違う路線でブレイクする可能性が高い。
とにもかくにも、お笑い好きな人はもちろんのこと、そうでない人もぜひEXITに注目してみてはいかがだろうか? 記者を……いや、ゴッドタンを信じろ。
参照元:Instagram @rinxbabygang
執筆:P.K.サンジュン