時代の流れなのか、近年の即席料理はとにかくレベルが高い。コンビニや冷凍の食品は自炊に比べて劣るというのは、今となっては昔のこと。心の底から本当に美味しいと思う商品さえ増えてきている。

もはや人間はレンチンだけで生きていける──とさえ思えてくるが、数が多いだけにどれが美味しいか分からない人もいるだろう。そこでだ、今回はこれまで紹介したうちから自信を持ってオススメできる商品を10個取り上げたい。それではどうぞ!

1:ニチレイの本格炒め炒飯

冷凍食品の王道商品の中でトップクラスの人気を誇るのがニチレイの本格炒め炒飯。およそ300円で量も450gと申し分ない。長年、炒飯界のトップランカーの実力は、食べてみると 「えっ、これ本当に冷食!?」と思うこと確実だ。


2:日清の台湾まぜそば

日清の台湾まぜそばは約200円という低価格ながら、それ以上のクオリティーを発揮する。レンチンだけで出来上がりだし、ピリッと辛くて魚粉の旨味も最高。麺もモチモチしていて飲食店で食べているかのような気分になる。


3:無印良品のサムゲタン

無印良品のサムゲタンは税込390円。レンチン不可だが、値段の価値は十二分にある。皿までペロペロ舐めたいくらいアッサリしていて美味しく、とにかく美味しいとしか言いようがない一品だ。


4:マルハニチロの五目あんかけ焼きそば

マルハニチロのロングセラー商品「五目あんかけ焼きそば」は、日本人の舌に合うような味付けが特徴。高級中華店「広東名菜 赤坂璃宮」が監修しているにもかかわらず、279円で買えたあたり財布にも優しい。とろみのある “あん” といい、コシのある麺、具材もタップリ入っているから非の打ちどころがない。


5:セブンイレブンの極上炒飯

コンビニの中でも屈指のクオリティーで勝負するセブンイレブン。何でも美味しいのは言うまでもないが、極上炒飯は名前の通り極上なり。値段は300円。しょう油系のチャーハンが好きなら確実にヤられるだろう。


6:カトキチの肉うどん

146円の安さなのに、冷凍ということを知らされなければ気づかないレベルで美味しいのがカトキチの肉うどん。自分でアレンジして、うどんを進化させられる点もまたよし。


7:トップバリュのカオガパオ

一言でいえば429円でタイ旅行。トップバリュのカオガパオは程よいエスニック感で日本人向けに絶妙な調整を施してある。また、容器をそのまま捨てられる仕様も洗い物が出なくて助かる。コップンカー(ありがとう)!


8:ニッポンハムの四川焼売

おかずによし、弁当によし、さらにはお酒のツマミにしてもよしなのがニッポンハムの四川焼売だ。約200円なのに高いレベル、そして簡単に作れる上にタレ不要……。それでいて毎日食べても飽きない美味しさは、さすが「中華の鉄人 陳建一」が監修しているだけある。


9:キンレイの横綱ラーメン

ラーメンを作るにもかかわらず、水がいらないのがキンレイの「お水がいらない」シリーズ。中でも横綱ラーメンは味のレベルが高く、スープの濃さも絶妙。レンチン不可で鍋を使わなくてはいけないが、その分ラーメンのクオリティーは高い。ちなみにお値段は300円程度。


10:味の素の餃子

冷食に外せないジャンルが餃子。このところ、水や油なしというだけでなく、フライパンのフタまで不要で羽根つきが出来るほど餃子界の争いは激しい。今回、大阪王将の羽根つき餃子と迷ったが、売上日本一の味の素を推した。お味は「さすが」の一言に尽きるし、値段も239円と手が出やすい。


……以上である! なお、価格は執筆時のものだが、安くて美味しいものが食べられることに変わりない。最近の冷凍食品はレベルが高いので、あまり食べたことない人は一度試してみると美味しさに驚くはず。もうレンチンだけで生きていける時代は到来しているのだ。

Report:冷凍食品研究家・レンチン原田
Photo:RocketNews24.
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