まずはこの場を借りて、誠心誠意謝罪したい。2019年シーズン開幕直後「千葉ロッテマリーンズ終了」なんて記事を書いてしまい本当にすみませんでした。あの時は本気でそう思っていましたが、2019年5月14日現在、我らが千葉ロッテマリーンズは同率2位につけております!

ファン歴約25年、弱小チームを愛してしまったばかりに、いつの間にか自分自身にも負け犬根性が身についてしまいましたが、井口監督のもとチームは本当に生まれ変わろうとしているようです。井口マリーンズ最高や! もしかしたら本当に優勝もあり得るかもしれへんで!!

・終わったかと思いきや

以前の記事を執筆したのは、開幕からちょうど1週間が経過したときのこと。その時点でチームは1勝5敗の借金4、首位のソフトバンクホークスとは4.5ゲームも離されていた。シーズン中盤ではなく、開幕1週間で4.5ゲーム差だったのである。

密かに「今シーズンはいいところまでイケるかも」と期待していた私(P.K.サンジュン)は盛大にブチ切れ「レアードが6試合でホームラン5本打ってるのに勝てないとか何なの?」「防御率6.88とかパワプロなの?」と怒りを全て記事にぶち込んだ。


監督以下、コーチや選手に対しては文句を言ったつもりはなく、現実を見ないで妄想的な期待をチームにかける私を含めたファンに対し記事を書いたつもりだが、それでも今は猛省している。やっぱり最後までチームを信じるべきだよね☆ ……と。

前回の記事を読んだ一部のロッテファンは盛大に怒り狂っていたようだが、今となれば彼らの方が正しいし、見る目があったことになる。もちろん、もしチームが優勝したら以前の記事で約束した「素っ裸で土下座」も遂行するつもりだ。

・好調の要因

さて、チームが華麗に復活を遂げた理由は何だろう? 中継ぎ陣の奮闘や、二木・岩下・種市の台頭、さらには井上の復調などもあるが、私は何より「井口イズムが浸透してきたこと」が挙げられると考える。

監督就任直後からピッチャーには「強いストレートを投げろ」と指示し、またバッターには「強いストレートに負けないバッティングをしろ」と訴えていた井口監督。ストレートを主体にする岩下や種市のブレイクは、まさに井口イズムの賜物だろう。


また、プロ野球界屈指の名伯楽として名高い「吉井理人」ピッチングコーチの存在も大きい。特に3年目の酒居を加えた勝利の方程式は抜群の安定感で「現代野球はリリーバーが重要」と唱える吉井コーチイズムが再現されている格好だ。

・1番の不安は…

極めて好調なチームの中で気になるのが中村奨の不調だが、こればっかりは自分で乗り越えてもらうしかない。また、チームの要である田村の怪我も痛いが、ここは吉田と江村にレギュラーを獲るつもりで頑張ってくれるハズだ。

また、最大の懸念は「荻野の離脱」である。怪我をしないシーズンがなく “春の妖精” と言われるチームの核弾頭、荻野貴司。昨シーズンも荻野が離脱するまでチームは好調だったから、荻野がどこまで頑張れるか? 仮に離脱した場合どう穴埋めをするのか? 監督の手腕が問われるところだ。


とにもかくにも、チームが優勝を狙える位置に付けていることはファンとして非常に喜ばしい。パ・リーグはロッテが面白くする……! かつてない混パを作り出す……!! そしてどさくさにまぎれて優勝するッ……! 華麗な復活を果たした千葉ロッテマリーンズから目が離せない。ヒャッハーーー!!

参考リンク:千葉ロッテマリーンズ
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.