ひとくち餃子(6個180円)、鶏のから揚げ(3個300円)、かき揚げ丼(680円)、中華炊き込みご飯(250円)、餃子の王将ラーメン(500円)、かき揚げラーメン(680円)、餃子ラーメン(580円)、白醤油ラーメン(640円)、中華そば(550円)にライス(大220円、中170円、小150円)……。
ざっとこんなところだろうか。「餃子の王将」の新業態店舗『餃子の王将 Express』で食べられるフードのグランドメニューは。ご覧の通り、一般的な「餃子の王将」に比べたらメニューの数は少ない。だがしかし……!
出てくるのが早えええええええ!
まぁ、私が店を訪れたのはそれほど混んでいないタイミングだったので、混雑時のことは分からない。混んでいたら、おそらく いくらか時間がかかるのだろう。また当然ながら、料理によって提供時間は異なる。
私が頼んだメニューを例に取ると、今回オーダーした生ビール・ひとくち餃子・かき揚げラーメン・中華炊き込みご飯の中では、かき揚げラーメンはちょっと時間がかかっていた。とはいえ……とはいえ……! それでも一般的な「餃子の王将」に比べると、明らかに待ち時間が短かい。
なお、私が訪れたのは開店初日。どの店舗でもオープン直後はバタバタしていることを考えたら、提供時間は今後ますます短縮されるはず。今のところはまだ吉野家レベルの提供スピードではないものの、今後肩を並べることになったら……!?
しかもだ。恐ろしいのは、『餃子の王将 Express』には低価格のメニューも用意されていること。税抜250円の「中華炊き込みご飯」がそれで、味を確かめたところ……
吉野家が心配になるくらい美味いじゃないか。参考までに記載しておくと、吉野家の牛丼並は352円(※同じく税抜)だ。
・『餃子の王将 Express』とは?
『餃子の王将 Express』の提供スピードにビビって、肝心なことを説明してなかった。基本的な情報についてサクッと触れておこう。こちらは、王将初の全席スタンディング店舗で、簡単に言うと立ち飲みだ。
そのため、少ないメニューの中でもアルコール類が用意されており、生ビール(480円)、ハイボール(450円)、レモンサワー(450円)、グレープフルーツサワー(450円)を楽しめる。酒好きにとってはやや寂しいラインアップかもしれないが、「ちょい飲み」と考えれば悪くないだろう。
そもそも “飲み” に興味がない人は、単純にラーメン屋として利用するのもいい。今回食べた「かき揚げラーメン」は、私がいつも行っている「餃子の王将」のどのラーメンより断然ウマかった。かき揚げはデカイし、中にゴロッとしたチャーシュー入っているし……。
・全方位型
とにかく、『餃子の王将 Express』はちょい飲みにもいいし、ラーメン屋としても使えるし、吉野家的な感覚で利用するのもいい。もちろん、いつもの「餃子の王将」に行く感覚でもいい。しかも営業時間は早朝6時から深夜1時まで。朝からラーメンを食っても、夜に飲みに行っても……。
つまるところ、『餃子の王将 Express』はほぼ全方位で客を取り込みに来ているのだ。オシャレ度という点では、別業態の「GYOZA OHSHO」に劣るかもしれないが、クオリティは「餃子の王将」の中で最強という印象。あまりにも強すぎて、もしかしたら今後飲食チェーン業界の勢力分布が変わる……かもしれない。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 餃子の王将 Express アトレ秋葉原店
住所 東京都千代田区外神田1-17-6 アトレ秋葉原1店 1階
時間 6:00~25:00(ラストオーダー24:30)
参考リンク:餃子の王将「餃子の王将 Express アトレ秋葉原店」、吉野家
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼ひとくち餃子(6個180円)は、名前の通り「餃子の王将」の餃子よりやや小さく、価格も安い。
▼サイズ感的にはこんな感じ。6個ならんだ状態で、iPhone8(138.4mm×67.3mm)よりちょい大きいくらい
▼かき揚げラーメン(680円)は、かき揚げとラーメンが別々に提供される。なお、味は醤油、白醤油、豚骨醤油の3種から選択可能で、今回は醤油を選んだ
▼かき揚げの中にはチャーシューも入っているのだが……
▼それにしても……
▼かき揚げの存在感よ!
▼中華炊き込みご飯(250円)は、別途箱代10円でテイクアウト可能だったので持ち帰っていただきました
▼価格と味を考えたら吉野家が心配になるで……
▼ちなみに、全席カウンターでスタンディング。席数(?)は18名分なので、店内はそれほど広くない……が!
▼それを差し引いても『餃子の王将 Express』はマジで強い! 「餃子の王将」の中で最強店舗だろう