イギリスと言えば城! 街中にも田舎にも、とにかく城だらけだ。頑強な石造りは男子永遠の憧れ。しかし、多すぎてどの城に行っていいかわからない!
そこで、イギリス老紳士に聞いてみたところ『バンバラ城』という城をオススメされた。スコットランドとの国境付近、ノーサンバーランドの海沿いにあるというこの城。さっそく行ってみたところ……ラスボスオーラ半端ねェェェエエエ!
・ライブで出会った老紳士
話を聞いたのは、私(中澤)がイギリスのフェスに出演した際、客として来ていた老紳士である。白髪に髭で顔には深い皺。年齢は60~70歳くらいだろうか。そんな老紳士がオススメしてきた城が『バンバラ城』だった。
・大迫力
様々な城を見てきたであろうイギリス老紳士がオススメする城とは? 気になったため、さっそく、ノーサンバーランドへと向かった。広大な田園風景に車を走らせていると崖の上にそそり立つ城が現れた!
うおおおおお大迫力!!
……な・の・だ・が!
絶対ラスボスいるだろこの城。
それもそのはず、当日は激しい雨が降っていた。もともと大迫力の城が、雨にけぶっているので最後の砦オーラが半端じゃないことに。城の上空には鳥も舞っており不穏な空気を演出している。これ攻略に1時間かかるヤツだ。セーブして一端寝よう。
というわけにもいかないので城門を突破!
ちなみに、入場料は11.25ポンド(約1462円)だった。
・アーサー王の時代から現存する城
城壁に飾られたパネルを見ると、どうやらこの城の歴史は西暦547年から始まるようである。って、古ッ! アーサー王の時代じゃないか……。後から知ったのだが、『バンバラ城』はランスロットの居城である「喜びの城」のモデルという噂もあるようだ。
城壁には、海に向かって大砲が大量に設置されている。なお、この海の向こうにあるのはデンマーク。城壁に立って海を見ると、「戦の最前線に立つ王」っぽい気分が味わえるのでオススメだぞ。
城内に入ってみると中は広大。城だと入れない部分も結構あったりするが、バンバラ城はかなりの部分が公開されているようだ。ガチで攻略に1時間かかった……。
・イギリスの歴史を感じる
歩いているだけで冒険心が満たされていくこの城。迫力はさすがイギリス老紳士がオススメするだけある。石造りの壁や天井など全体からにじみ出る重厚な雰囲気は、イギリスの歴史そのものと言っても過言ではないだろう。
なお、ノーサンバーランドには他にも、『ハリー・ポッター』の舞台としても有名な「アニック城」はじめ、多くの城がある。イギリスでも名城のメッカのため、古城・要塞・砦好きは調べてみても面白いかもしれないぞ。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.