2019年は何かとトピックの多い年である。5月には元号が「令和」に改められ、10月は日本中がラグビーワールドカップに熱狂した。だがしかし、2019年最大級の衝撃はまだ始まっても終わってもない。そう、12月20日公開の『スター・ウォーズ / スカイウォーカーの夜明け』が控えているのだ。
1977年公開の「新たなる希望」を皮切りに、映画史に革命を起こし続けてきた一大スペースオペラも、いよいよ本作で1つの区切りを迎える。そして映画公開まで2カ月を切った10月22日、ついに『スター・ウォーズ / スカイウォーカーの夜明け』の最終予告編が公開となったのでお知らせしよう。
・公開まで残り2カ月
本作は2015年公開の「フォースの覚醒」から始まった、いわゆる “続3部作” の最終作というだけではない。冒頭でもお伝えした通り、1977年から始まったスター・ウォーズ9部作のフィナーレであり、さらに言うならば「スカイウォーカー最後の物語」でもある。
SF・アクション・哲学・ヒューマンドラマ……などなど、様々な側面を持つスター・ウォーズは同時に「スカイウォーカー家の物語」でもあった。アナキン、ルーク、レイア、カイロ・レン。そしてダース・ヴェイダー。スター・ウォーズは全宇宙を巻き込んだ「スカイウォーカー家の物語」とも言い換えられる。
それに加え「ランド・カルリジアン」や「パルパティーン皇帝」など、旧3部作の主要キャラの登場までも予告されているから、本作はまさに “スター・ウォーズの集大成” と呼ぶにふさわしい。主人公のレイとスカイウォーカー家はどのような化学反応を起こすのか? 注目せずにはいられない。
さて、公開されたばかりの本予告編の最大の注目は、前作に続く「レイとカイロ・レンの共闘シーン」だろう。これまでも敵でありながら微かに心が通い合う様子が見て取れた2人だが、カイロ・レンもまた続3部作の主人公の1人ということを忘れてはならない。なにせカイロ・レンは、スカイウォーカーの血を受け継いでいるのだ。
とはいえ、予告編の中で2人が幾度となく対決を繰り返していることもまた事実。果たしてフォースはレイとカイロ・レンをどこへ導くのか? スカイウォーカー家は宇宙に何をもたらすのか? ルークの「フォースと共に。どんなときも」が実に意味深だ。
なお、前作の「スター・ウォーズ / 最後のジェダイ」は一部のファンが強烈な拒絶反応を起こしたが、本作でメガホンを執るJ・J・エイブラムは全方位を納得させることに長けたプロ中のプロである。SW同様、コアなファンが多いスター・トレックさえも華麗に仕上げたその手腕に期待しよう。
とにもかくにも、ついに『スター・ウォーズ / スカイウォーカーの夜明け』の公開まで残り2カ月を切った。いよいよ、いよいよ、伝説が幕を閉じる。映画『スター・ウォーズ / スカイウォーカーの夜明け』は12月20日公開だ。
参考リンク:映画「スター・ウォーズ / スカイウォーカーの夜明け」公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
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