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【2020年福袋特集】109に大行列!『セシルマクビー』の福袋から “ギャル服女王の風格” っぽいものを感じた

2020年1月3日

“ギャル服界の女王” はどのブランドか? 思い入れは当然、各自によって差があるはず。しかし規模やシェアという点において、『CECIL McBEE(セシルマクビー)』が少なくともトップ3に食い込んでいることは、多くのギャルたちが認めるところであるかと思う。

今年の109の初売り(1月2日)は例年に比べ、行列の人数が減ったとの報道がされたが、現場が大変な混雑であったことに変わりはない。そんな中セシルマクビーの店舗には……やっぱり店の外まで行列が続いているッ!!!!

・ひときわ大混雑

時間は正午過ぎ。開店時の狂乱はおさまった109内において、最も混み合っていたのがセシルマクビーだ。


福袋は全てフリーサイズで1万1000円(税込)。


中身はランダムだがコートのみ、ショートかロングかを選べる。それぞれ嬉しい3色展開。すでにグレーは完売とのことでブラックをチョイスした。

レジに向かおうとすると店員に止められ……

「こちらで……」と案内されたのは、レジから50メートル離れた店外の通路。

BGMはなぜか爆音のピンクレディーだ。


・なかなかイイ線

ようやく購入できた福袋の中身は以下の8点。


・ロングコート(定価1万円 / 税抜)

・デニムパンツ(定価不明)

・マフラー(定価2900円 / 税抜)

・茶色のニットワンピ(定価5900円 / 税抜)

・ピンクのインナー(定価2900円 / 税抜)

・茶色のオールインワン(定価6900円 / 税抜)

・ボーダーの変形カットソー(定価2900円 / 税抜)

・グレーのパーカー(定価4900円 / 税抜)


定価は合計約5万円弱なので、4万円ほどお得ということになる。それはそうと、SLYの福袋でイタい思いをしたデニムパンツがまた入っていやがるぜ……。

スキニータイプのパンツは見るからに小さそうで、おまけに丈が短いときている。なぜこうもギャル福袋にはデニムパンツが混入しているものなのだろう? 売れ残りがちなのだろうか? せめて写真だけでも撮ろうと、破けないよう恐る恐る足を通してみると……



普通にはけた☆


小さめに見えたデニムパンツだが、実はストレッチ素材だったのだ。さすがは女王・セシルマクビー。「安くて可愛い」という激務を何十年も続けているだけのことはある。

さらには選べるコートがなかなか秀逸だ。どんなスタイルにも合わせやすそうな、分かりやすく言えば “無難” なシルエット。パンツとコートだけで少なくとも「大ハズレ」は回避したといってよい。

ベロア素材のピンクのインナーは、うっかりすると魔性の女に見えてしまいそう……! アウターでうまくごまかそう☆

不思議なデザインのカットソーで大胆にキメて☆

泣けてくるほど変哲のないパーカーにマフラーを合わせてクールに☆

ハイネックのニットワンピは男子ウケが良いとか良くないとか……☆


・総評:文句なしの50点

セシルマクビーというブランドは、よくも悪くも “とりわけて個性のないこと” が逆に個性であると、個人的には思っている。そういった意味で今回の福袋は、そんなブランドイメージをまさに体現しているように感じる内容だった。

今回の服を私がデートに着て行くことはおそらくないが、普段着として活躍する可能性は大いにあると思われる。「メチャオシャレではないけど、メチャダサくもない無難な服」……人生において最も長い時間を過ごすのって、多分そういう服なんじゃあないでしょうか。

Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.

▼オールインワンだけは入りませんでした……悔しいです……

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