いつの頃からか世の中には「ダサい」と「カッコいい」を掛け合わせた「ダサカッコいい」という言葉が定着した。多種多様な価値観が混在するこのご時世、何がダサくて何がカッコいいのかはあくまで個人の主観に拠る。だがしかし、あえて言おう……ダサいものはダサいと──。
そして2020年2月29日、ここ日本で開催されるのが『ダサい私服フェス2020』である。当サイトをご覧の諸君。ようやく、ようやく時代がお前らに追いついて来たゾォォォオオオ!!
・聖地、埼玉で開催
ダサい私服フェス実行委員によれば、『ダサい私服フェス2020』は “ダサいの聖地” と称される埼玉県で開催されるという。昔から「ダ埼玉」と揶揄されるくらいダサさには定評のある埼玉県だから、会場としては申し分ない。
・リアルなダサさに期待
さて『ダサい私服フェス2020』のコンセプトはズバリ、世界一私服がダサい人を決める、というもの。近年「アグリーセーター」を始め、あえてダサい服をチョイスする風潮があるというが、個人的には「ナチュラルにダサい私服」に期待したいところだ。
確かにあえてダサい服を着るのは勇気がいる。だがしかし、それは本当のダサさなのだろうか? 考え方によっては、むしろカッコいいのではなかろうか? その服がダサいかダサくないかの判断がつく時点で、その人にはセンスがある。つまり、ダサくないのだ。
だがしかし、我々が本当に目撃したいのは天性のダサさ──。かつて宮迫博之さんが袖を切ったジージャンを誇らしげに着ていたような、また笑い飯の西田さんが鎖かたびらを着こなしていたような “ガチのダサさ” ではないだろうか? ガチのヤツ、マジで会場に来てくれ。
・優勝すると
ちなみに、見事チャンピオンに輝いた人には「世界一ダサい人」の称号に加え、賞金1万円と「FM Kawaguchi」の番組出演権が授与されるという。正直、1度も聴いたことは無いが「FM Kawaguchiの番組出演権」というのも非常にダサくて素晴らしい。主催者は本気だ。
開催日は2020年2月29日(土曜日)の13時半から、イベントは埼玉県鳩ヶ谷市市の「鳩ヶ谷市市民センター多目的ホール」で開催される。入場は無料だが、席に座るには500円かかるとのことである。もちさん見学だけの参加もOKだ。
ケミカルウォッシュ、ヤンキー、バブリー、オタク……などなど、当日は猛者たちが一堂に集うと予測されるが、願わくば先述した “ガチダサファッション” を目撃したいものだ。我こそはという人、そして原石を知る人物はぜひお誘い合わせの上、埼玉県の鳩ケ谷市民センター多目的ホールに集結して欲しい。