人生に会議はつきものだ。企画会議、部署のミーティング、井戸端会議に家族会議……会社員じゃなくとも、なんらかの会議には参加しなければならない。バンドマンの私(中澤)ですら、バンドミーティングをしまくっている。

でも、売れない。全然結果が出ない。そんな会議もあるわけで。会議に対してどういう態度の人が結果を出せるのか? 編集部員の会議の態度をサンプルに、あなたがロケットニュース24的に出世する人間かどうかを診断します

・ミーティングのテーマ

今回、音楽配信サービス「mora」から広告の企画を考えて欲しいとの依頼を受けたロケットニュース24。「mora」とは、平たく言うと、音楽をダウンロード販売しているサイトで、特徴はハイレゾ音源とアニソンが充実していることなのだとか。

ハイレゾ音源とは、普通よりも高解像度の音源であり、これまた平たく言うと、むっちゃ良い音ということ。でも、音の良さとか記事でどうやって伝えるのよ? と、その辺りが肝になりそうだ。というわけで編集部で会議を開催することに。

・ロケニュー会議開始

ちなみに、上記の点については事前に編集部員たちに通達している。とは言え、こういった1つのことについてアイデアを募るミーティングはロケットニュース24では珍しい。さて、どんな会議になるのだろうか? みんな集まれ~


中澤星児(私)「概要は事前に伝えた通りです。アイデアを考えてきた人ー!」



──知ってた。知ってたさ。このクズ共にミーティングとかできる協調性なんてないことくらい。というわけで、何も考えてこない人はクズです。おわり。


……と、諦めかけたその時


考えてる人いたァァァアアア!!!

・考えてきたけど意見するのが恥ずかしい人

その男の名は和才雄一郎。ロケットニュース24の副編集長だ。副編集長という肩書以上にロケットニュース24を支える守護神・和才は今回3つの案を考えてきていたが、最初に発言するのが恥ずかしかったという

ミーティングに際して事前に予習したけど、恥ずかしくて意見を言えない人は和才タイプ。ロケットニュース24的には副編集長になれるでしょう。

とは言え、考えてこなければ全てアウトなのかと言えばそういうわけではない。なぜなら、創始者と編集長の2人も何も考えていないからだ。そこで、順番に意見を聞いていこう。まずは編集長だ。羽鳥さんはアイデアありますか?


・妄想が走り出しちゃう人

GO羽鳥「1つだけ思いついたけどどうだろうなあ」


中澤星児「悩むくらい微妙なラインなんだったらブラッシュアップすれば使えるかもしれないです。言ってみてください」


GO羽鳥「ふむ。あくまでいち案だが……」


中澤星児「はい」


GO羽鳥ハイレゾとハイレグで何かできないだろうか?」

──できねェよ!!!! GO羽鳥はこういうことが多い。一応、マジメに考えているポーズを取りながら、趣味の妄想にふけってニヤニヤしているのだ。

会議中のふとしたワードから全然関係ない妄想が走りだしてしまう人はGO羽鳥タイプ。そんなあなたはロケットニュース24的には編集長になれるでしょう。


もはやハイレグのことしか考えられなくなったGO羽鳥は置いておいて、創始者のYoshioにアイデアを聞いてみた。


・前提を忘れる人

Yoshio良いこと思いついたよ!」


──突然だが、Yoshioはアホである。失礼。創始者相手に言い過ぎた。Yoshioは理解力が人よりも若干不足している。そんなYoshioの「良いこと思いついた!」は地雷か大当たりのどちらか。

したがって、このワードがYoshioの口から出た際、編集部員は自然と身構える習性がついているのだ! これ豆な。い、良いことってなんスか


Yoshio「ハイレグを限界まで伸ばしてからはなして『パチン!』っていう音をハイレゾ録音するのはどうかな?」


──「どうかな?」じゃねえわ。録音したから何だ? あと、なぜそんなにハイレグにこだわるのか? むしろ大切なのはハイレゾのはずだ。

会議が盛り上がってくるうちに前提を忘れてしまう人はYoshioタイプ。ロケットニュース24的には創始者になれるでしょう。


・人のアイデアを横流しする人

正直、次の人物のアイデアには期待している。どこか欠陥を抱えた集団であるロケットニュース24において、唯一、全ての値が平均値を上回っている人間だからだ。ザ・安定感。頼むわあひるねこ。ポンコツ共にアイデアとはなんたるかを教えてやってくれや。

あひるねこ「宇宙にマイク飛ばして、宇宙の音録音するってどうでしょうか?」


中澤星児「おお! どうやってやったらいいか分かんないけど壮大で良いね。タイトルもつけやすそう」


あひるねこ「そうでしょうともそうでしょうとも。数日前にYoshioさんが言ってましたから


──ゲスが。人のアイデアを横流ししてやがった。プライドをドブに捨てないとできない最低の行為である。

爽やかな笑顔で華麗にアイデアを横流しするあなたは あひるねこタイプ。ロケットニュース24的には人気ライターになれるでしょう。

最後は我らが佐藤英典。ロケットニュース24と言えば佐藤英典! ライター歴10年にして現場主義を貫く佐藤英典!! 見せたってくださいよ! ロケット魂を!!


・寝る人

佐藤英典「・・・。」


中澤星児「佐藤さん?」


佐藤英典「・・・・・・。」


中澤星児「お~い」


佐藤英典「・・・はっ!」



──寝てた。今完全に寝てた。


会議中に寝てしまうあなたは佐藤英典タイプ。ロケットニュース24的には名物ライターになれるでしょう。


・人にアイデアを考えさせる人

というわけで、引き続き会議を行った結果、以下のアイデアが出そろった。

「ハイレゾとハイレグで何かする」
「ハイレグを限界まで伸ばし、はなして『パチン!』という音をハイレゾ録音」
「宇宙の音、深海の音などをハイレゾ録音」
「ハイレゾ音源がどれくらい良いか顔で表現する」
「日本一綺麗なヤッホーをハイレゾ録音」
「オナラをハイレゾ録音したら良い音になるのか?」

──これだけあれば数的には十分だろう。クックック。なんとか弾を揃えることができたぞ

会議で積極的に意見言ってるフリして人にアイデアを出させるあなたは中澤星児タイプ。ロケットニュース24的にはしがない平ライターになれるでしょう。


というわけで、さっそく「mora」の中の人に会議の結果を提出してみた。「mora」さん! いっぱい考えてきたよ!!



mora「別案で」


ー完ー

参考リンク:mora
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.