プリンを愛するすべての人に朗報をお伝えしよう。2021年4月15日、東京・池袋にプリンの聖地が誕生した。店の名は「プリンに恋して」である。テイクアウト専門のこのお店、良い! 良すぎる!! とにかく品揃えが充実していて、味も文句なしでイイ!

これは人気店になるに違いない。今後行列の絶えないプリンスポットになっていくことだろう! あまりの良さに頭がおかしくなりそうだよっ!

・プリンの聖地誕生

場所は商業施設「エソラ池袋」の地下1階、東京メトロ有楽町線の南通路西改札口を出たらすぐのところにある。オープン前からネット上でも話題になっており、昼すぎに行ってみたら予想通り行列ができていた。


約20人の列の最後尾につくと、案内スタッフが「40~50分くらい待ちますよ」と言う。全然問題ない。iPhone行列経験者の私(佐藤)からすれば、1時間は待つうちに入らない。3日も屋外で待っていた身からすると、1時間は一瞬に過ぎないのだ。


整理券を受け取って待っていると、列の進行は思ったよりも早く、約20分でショーケースの前にたどり着いた。陳列されているプリンのなんと神々しいことか! 


瓶に入った「なめらかプリン」と、スタンダードな「レトロプリン」の2種類が用意されている。瓶入りはなめらかプリン・チョコプリン・メロンソーダプリン・いちごプリン・コーヒープリンの全5種。価格はいずれも税込500円だ。

そして、レトロプリンはレギュラー(税込350円)・大(税込500円)・特大(税込1000円)の全3サイズ。そのほかに要予約のプリンケーキ(税込2200円)とデコレーションプリンケーキ(税込3000円)の販売も行っている。


・レトロプリンは3サイズ

買って帰ったものを順番に紹介していこう。スタンダードなプリンが大好きな私は、今回レトロプリンのみを購入した。


まずはレギュラーと大の2つだ。


ご覧ください、この美しき姿を。「レトロ」という名にふさわしい、正統派の純喫茶のプリンだ。このまま老舗喫茶店で提供していてもおかしくない、形の整ったプリンである。


購入したのはこの2つだけじゃない。もうひとつ上のサイズの特大も持ち帰った。レギュラープリンは120グラム、大プリンは240グラム。そして富士山のような立派な山型の特大プリンは600グラムだ。これ1つを食ったら満腹になってしまうだろう。


今日の晩御飯がこの特大プリンでも、私は喜んで食うだろう。そして幸せな気分になるだろう。


・プリンケーキがヤバい!

さらに上のものも買ってきたんだぞ。それは本来は予約販売のみのプリンケーキだ。今日がオープン初日だったので、特別に販売していたものだ。箱のサイズだけで、特大プリンを凌駕(りょうが)していることがわかる。


箱から出すと、600グラムの特大プリンでさえも小粒に見えてしまう。デカい!


これは大陸としか言いようがない。直径13.5センチの茶色い大陸。もしも小人に生まれ変わったら、私はこの大陸に住んで、足元のプリンを食いながら一生を全うしたい


真横から見ると、上部プリンと下部のチョコスポンジ生地が地層のようになっている。包丁で活断層を入れたくなるな。


・おかしくなりそうだよ!

3サイズも用意している上に、それらを上回る大きさのプリンケーキまで販売しているとは。このお店は本当にプリン好きの心を見抜いていると言っていい。なぜなら、真のプリン好きは少量をチマチマ食うより、ドカ! といっぺんにたくさん食いたいのだ。

このプリン、食べ方についてもプリン好きの心を見抜いている。実はカラメルソースは別添えになっている。つまり、カラメルソースを好きなだけ自分でかけることができてしまうのだ


こうやってトロ~リ!


てっぺんから滴(したた)り落ちるカラメルソースが堪らないなあ〜……。とても芸術的だ。ソースが垂れるところを1日中でも見ていられるよ、マジで


食べてみると、見た目を裏切らない美味しさだ。固めの生地は口に入れると静かに溶ける。直球ド真ん中の王道プリンの味、100点満点で98点を差し上げよう!


まだここで終わりじゃないぞ! プリンケーキにはさらにスゴイ仕掛けがあるのだ。レトロプリンにはカラメルソースだけが付いていたけど、ケーキの方には生クリームも付いてくる!


生クリームをケーキの上に好きだけ乗っけて……。


その上からカラメルソースをドバ~……。


ああもう、素晴らしすぎる! 素晴らしすぎて理性が吹っ飛びそうだ。こんなプリンがこの世にあって良いのか!? お店が続く限り、この楽しみがずっと続いていくなんて信じられないヨっ! おかしくなりそう~!(白目)


スプーンですくえる限界まで一気にすくって、ひと思いに口に放り込む!


……もはや私の口から説明できることは何もない。ただただプリンの神様に感謝したい気持ちだ。このお店に出会えたことに感謝します。ありがとう、プリン神様……


ちなみにこのお店は、「ドトール・日レスホールディングス」の傘下の「D&Nコンフェクショナリー」という会社の新ブランドである。そう、ドトールコーヒーの仲間なんだよ。おそるべしドトールコーヒー、できればこのプリンをいつものコーヒーショップで出して欲しいと、切に願う


・今回訪問した店舗の情報

店名 プリンに恋して
住所 東京都豊島区西池袋1丁目12番1号 Esola池袋 B1階
時間 11:00~20:00 短縮営業中

参考リンク:プリンに恋して
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24