“クリームソーダ” を無性に飲みたくなることはないだろうか。記者には時折、そんな瞬間が訪れる。つい先日もむくむくと湧き上ってきたのだが、タイミングよくニッカウヰスキーの公式ツイッターで「これは……!」というレシピを発見。

なんでも、ハイボールにボルスブルーをチョイ足しするだけで『大人のクリームソーダ』ができてしまうのだとか。なんという耳寄り情報。さっそく試してみるっきゃない!! 

・果たしてクリームソーダになるのか? 

ちなみにボルスブルーって何ぞや、と思っている方へ。記者も存在こそ知っていたものの、自分で買ったのは初めてだ。

ボルスブルーはリキュールなのだが、数種類のハーブとオレンジの果皮からできているようだ。炭酸で割って飲むだけでも美味しい。なにより透き通った深みのある青色が特徴で、カクテルなんかに使われたりする。

これからこのボルスブルート組み合わせようとしている、ハイボールは基本的に茶色。

レモンを入れると、少しオレンジがかるかもしれないが、そこにブルーを入れたところで果たして “クリームソーダ” らしくなるものだろうか。いざ、実験だ! 

【材料】
ウイスキー:適量
レモン:ひとかけら
炭酸水:適量
ボルスブルー:適量
バニラアイス:ひとすくい
さくらんぼ:ひと粒

【作り方】

1.ハイボールを作る。グラスに氷を入れてレモンと炭酸水、ウイスキーを注ぐ。


2.ボルスブルーを少しずつ1のグラスに注ぐ。色が変わってきたところで、入れるのを止める。


3.バニラアイスとさくらんぼを添えて完成。


・じわじわと大人のクリームソーダになっていく

なんともはや。本当に “クリームソーダ” それも “メロン” クリームソーダらしい色味になったではなないか。メロンらしくするには、ボルスブルーを入れ過ぎてもいけないし、少な過ぎてもいけない。

程よい瞬間を見逃さないよう、しっかりとボルスブルーを入れる瞬間を観察しておいてほしい。さて、肝心の味はどうだろうか。グルグルとかき混ぜて飲むと、柑橘の香りがフワッと鼻を抜ける。後味はウイスキーだ。

ふむふむ、こりゃあ良い。少し甘めのボルスブルーと、ハイボールのキリっとした辛味が非常によく合う。めちゃめちゃ美味しい。

しかしながら、これってクリームソーダかしら? 味は思いっきり、ハイボールボルスブルー入りやで。

そんなことを考えながら飲み進め、グラスの半分ほど飲み切ったころだろうか。アイスが溶け出し、ドリンクの色がすっかり白くなってしまったその時……! 

急に、クリームソーダらしい味になったではないか。これは一体どういうことだろう。そもそもクリームソーダらしい味って、なに? 

勘の良い読者はお気付きかもしれない。クリームソーダと言えば、基本的にその味は甘味料によるものであると。あとはバニラアイスの味だな。

つまり、ハイボールボルスブルー入りにバニラアイスがじわっと溶け出してきたことに「あ、これこれ!」と馴染み深い味になったという訳である。

またしばらくすると、アルコールとバニラアイスとがしっかり混ざり合って「こんな感じのカクテルありそう」と思うくらいには、味が整ってきた。なるほど……これは、めちゃめちゃアリだ。

ぱっと見メロンクリームソーダ、飲んでしばらくはハイボールボルスブルー入り。途中でアイスをつまむなどして楽しんだのち、アルコールの入った大人のメロンクリームソーダになる。なんと3~4段階で楽しめてしまうのだ! 

じわじわと、味が完成していくところがまたニクイではないか。いつものハイボールに、メロンクリームソーダに、ほんのひと手間かけてみよう。大人だからこそ楽しめる味に到達できちゃうことが発覚したぞ!! 

執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼ニッカウヰスキーの公式ツイッターをもとに作ってみた

▼色をメロンぽくしたければ、ボルスブルーの量に気を配るべし

▼意外と一番のポイントはバニラアイスかもしれない

▼アイスが溶け出すと、じわじわクリームソーダの味になるぞ

▼お試しあれ~!