2021年12月23日から、全国の はま寿司にて始まった「年末年始豪華ねた祭り」。2022年1月10日までの期間限定かつ売切御免での開催だ。

年末年始にどんなものをブッこんできたのかワクワクしながら行ってみたところ、凄まじいマグロのラッシュにやられてしまった……! 詳しくお伝えするぞ!

・12皿

今回オーダーしたのは全部で寿司が12皿と、サイドメニュー1品。公式HPのフェア対象メニューから、「関東以外で販売」と「関東のみ販売」と記載されているエリア限定メニューを除いたもののうち、訪れた店舗で提供されていたものをオーダーした。


それではいつも通り、特に良かったものいくつか選んで……と、食べる前は思っていたのだが、今回はフェアの大半を占めるマグロ勢が全て美味いというかつてない事態が発生! ということで、片っ端から紹介していくぞ!!


・まぐろ

まずは「本鮪中とろ」「本鮪炙り中とろ」「本鮪中とろレアステーキ」の3種! お値段は全て165円だ。


出てきた時点でビジュアルの見栄えの良さや、表面の脂のテカりがたまらない。ノーマルだろうが、炙りだろうが、レアステーキだろうが関係ない。全部だ! 全部ウメェ!!


上から醤油を垂らしたら、染み出る脂で醤油が弾かれてしまい、ノーソイソースでフィニッシュ。おとなしくシャリ側から醤油をディップするのが良いだろう。


炙りやレアステーキは特に表面からの脂の滲み出具合が強まるので、舌ざわりがチュルッチュルだ。口の中に入れると秒で溶けて消えていく。藻塩との相性もメチャクチャ良いぞ!

また、「本鮪たたきつつみ」もヤバい。お値段は110円。えっ、いまさら110円のマグロのたたきなんていらないっしょ? と思うなかれ。


しっかりと濃厚な赤身の味わいはそのままに、ネッチリとした たたき 特有の食感がクセになる。全く水っぽくないし、これはイイたたきだ。コスパも最強なので、中とろのつなぎにコイツを食べるのが良いと思う。


・大切りまぐろ

まぐろの次は……まぐろだ! 308円とお高いが、この際なので「地中海産大切り本鮪大とろ」と「地中海産大切り本鮪炙り大とろ」も食べておこう。

要は先に紹介した「本鮪中とろ」シリーズがグレードアップしたようなものだが、これがしっかりデカい。


炙りも、炙られて少し縮んでいるが、このサイズである。そうだよ、大切りってのはこれくらいやってくれなきゃ。


この炙りも圧倒的な脂のノリ具合で、醤油は無限に弾かれる。最初に見た時、皿が何やら濡れており、水かな? と思っていたのだが、切り身から染み出た脂だった

箸で持ち上げたら流れ落ちて皿に溜まり、脂に醤油が浮かぶほど。しかもこの脂、サラっとしていて臭みはなく、全くクドくない。良い大トロに違いない。確かに値は張る。でも年末だし、ここはパーッと食べておこう。


・あん肝

そしてもう1つガチに推したいのが、「コク旨あんきも茶わん蒸し」だ。お値段は286円。


うんまい。あん肝のうま味とコクがガッツリと効いている。マグロの圧倒的ラッシュで終わるかと思いきや、最後にあん肝の逆襲が始まった。中をかき混ぜてみると、入っている肝の量はしっかりしている。

多くは細かく崩れて卵と溶け合っているが、ところどころにほど良いサイズの塊が入っており、満足度は非常に高い。いくらでも飲むように食べられる。

ということで、はま寿司の「年末年始豪華ねた祭り」。ほぼマグロが圧倒していた感はあるが、しかしウマいので仕方がない。また、30日から提供開始となるネタもあるもよう。

今回はかなり好評だと思うので、うかうかしていたら売り切れるネタもどんどん出てくるだろう。お近くの はま寿司へ急げ!!

参考リンク:はま寿司
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

▼「あわび(165円)」。美味いのだが、今回はマグロの勢力が強すぎて埋もれてしまった。


▼「大切り炙りのどぐろ(165円)」。しっかりデカくてウマいので、高コスパ。


▼「炙り金とろ穴子(165円)」。すぐに身がほどけて消えていく柔らかさ。ほのかな甘みがグッド。とりあえず食べておくべき。


▼「真鱈白子軍艦(165円)」。ポン酢ジュレに意見が割れるかもしれない。個人的には無い方がよかったかなって。白子は藻塩だけで食べたい派なので。でも美味い。