やれ「新規感染者数が〇万人を突破」だとか、「オミクロンは弱いから風邪と変わらない」など、いまだ新型コロナウィルスに関する話題は後を絶たない。ねえ、コロナ。そろそろ大人しくしてくれないか?

それはさておき、昨年末12月に政府が『新型コロナワクチン接種証明書アプリ』の運用を開始していたことをご存じだろうか? ぶっちゃけ、私、P.K.サンジュンはついさっき知ったばかりなのだが、物は試しでインストールしてみることにした。

・日本で特に必要なケースはないが

「ワクチン接種証明書」に関しては、昨年から「フランスで導入されている」「証明書を提示しないと飲食店に入れないらしい」「それに反対するデモが起きている」……などなど、様々な話を小耳に挟む。

当時は「そのうち日本でも導入されるんだろうなぁ」なんて個人的には思っていたが、今のところフランス並みに「ワクチン接種証明書」が必要なケースはほぼ出くわさない。とはいえ、アプリがリリースされたということは、いずれ何かしらの展開があるのだろうか?

さて、『新型コロナワクチン接種証明書アプリ』はデジタル庁がリリースした正真正銘の政府公認アプリである。公式サイトによると、接種証明書アプリでできることは、


発行(日本国内用と海外用の新型コロナワクチン接種証明書を取得できます)
提示(取得した接種証明書は、アプリを起動すればいつでも表示できます)
読取り(他のスマートフォン等で表示された接種証明書の二次元コードを読み取って、内容を確認することができます)


……とあった。なるほど。

・とりあえずやってみた

で、今回は『新型コロナワクチン接種証明書アプリ』をインストールし、証明書を発行してみることに。なお、証明書の発行には「マイナンバーカード」が必要だ。


1: マイナンバーカードの暗証番号を打ち込む


2: マイナンバーカードを読み込む


3: 市区町村を選択する


4: 完了


驚くことに、かかった時間はわずか30秒程度。どれだけ手間取っても2分あればワクチン接種証明書を発行できるハズだ。

また、文字にするとわかりづらいステップ2の「マイナンバーカードを読み込む」は、スマホとマイナンバーカードをピタッとくっつければOK。それだけでマイナンバーカードの情報がアプリ側に伝達される。マイナンバーカード、初めてすごいと思いました。

ちなみに「発行」を完了させると同時に、提示用の二次元コードも取得できるようになる。ちょっと気合いを入れていたが、笑ってしまうほどあっさりと「ワクチン接種証明書」が取得出来てしまった。これはチョロい。

・マッハすぎて笑う

逆に言うと、アプリとマイナンバーカードさえあれば超短時間で「ワクチン接種証明書」は発行できるため、特別急ぐ必要はないのかもしれない。30秒あれば完了する、とても有能なアプリである。

なお、海外用の接種証明書は「パスポート」を写真で読み込めばOK。こちらも時間は1分かからないで完了したことを記述しておく。打ち込むのは暗証番号だけで「あとはカメラやマイナンバーカードが勝手にやってくれる」と考えていいだろう。

というわけで、その気になればマッハで接種証明書が発行できる『新型コロナワクチン接種証明書アプリ』。アプリをインストールするかは別として、マイナンバーカードだけは常にわかるところに保管しておくようオススメしたい。

参考リンク:デジタル庁「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」App StoreGoogle Play
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:新型コロナワクチン接種証明書アプリ(iOS)