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【見えるかな】今夜は2月の満月「スノームーン」 / 水星も見ごろ

2022年2月16日

今月もやってまいりました。毎月恒例の、満月の夜です。日本ではネイティブアメリカンによる満月の呼称が注目されがちですが、2月の満月は「スノームーン」。

名前的に、今夜こそ雪が降って欲しい(程よく満月が見栄えする程度に)ところ。ということでいつも通り名前の由来や、他の呼び名、そして全国の天気などを見ていきましょう。

・午前1時過ぎ

まずは、今夜の月のスケジュールから。国立天文台によると、東京を基準にした場合の月の出は16時51分。23時58分に南中し、明日の朝6時57分に沈むもよう。

比較的早い時間から昇ってくるので、山の頂上やスカイツリーなどの展望台から地平線に顔を出す満月を見るのもクールかもしれません。


・水星もあるよ

そうそう、満月の記事ではあるのですが、今夜は水星も見ごろとなります。皆さん、水星って見たことあります? 天体好きの方を除けば、ほとんどの方は見たことが無いんじゃないかと思います。身近で誰もが知る惑星の一つですが、実はめっちゃ見づらいので。

水星は、太陽系の惑星の中で最も太陽に近い軌道を公転しています。そのため地球から見た場合、太陽から見かけ上離れることがあまりありません。

金星も太陽に近くはありますが、太陽から見て比較的地球のすぐ内側を公転しているため、大きく離れたタイミングであれば明け方か夕方にまぶしく輝いているのを見ることができます。

しかし水星は金星以上に太陽に近いことや、シンプルにサイズが小さいこと、また軌道傾斜角(公転軌道面の、黄道に対する傾き)などの理由から、しっかりタイミングを把握した状態で、各種条件が揃っていないと観測し辛いのです

そんな水星ですが、今夜(厳密には17日の未明ですが)は太陽から最も西側に離れる西方最大離角と呼ばれる状態になります。そのため、日の出前に水平線ギリギリ付近に光る水星を観測することができるでしょう。

国立天文台によれば、午前5時過ぎに南東方面に水星が顔を出すそう。そこから日の出前までのタイミングで、金星や火星より少し下辺りに貴重な水星の姿を見ることができるかと思います。早起きできる方は、水星チャレンジしてみてはいかがでしょう。


・スノームーン

話をスノームーンに戻しましょう。北米最古の暦系メディアの一つThe Old Farmar’s Almanacによると、2月の満月がスノームーンと呼ばれる理由は、めっちゃ雪が降るシーズンだからというもの。めちゃくちゃストレートです。

ちなみに、Bald Eagle Moon(ハクトウワシムーン)やRaccoon Moon(アライグマムーン)と言った呼称もあるそうなので、スノーな気分ではないという方はこちらをどうぞ。


・天気は

最後に各地の天気を見ていきましょう。気象庁によると、16日の天気は全国的に曇り多め! 晴れマークなのは東京、埼玉、山梨と、神奈川から三重までの太平洋側。そして、徳島南部から高知、宮崎県の太平洋側なもよう。あと対馬。


日本海側は雪のマークが出ているところがけっこうあります。まあ、スノームーンですからね。観測に挑む方は、防寒対策を徹底して頑張ってみてください。

参考リンク:気象庁国立天文台The Old Farmar’s Almanac
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.
Screenshot:気象庁

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